腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



昨日のお昼ご飯は以前買っていた無印良品のルーロー飯を食べました。
これ↓


レトルトなので湯煎して温め、ご飯の上にかけるだけ。


こんな感じ。

...

学生時代に台湾(台北)に6年住んでいた店主から言わせると、これは見た目ルーロー飯じゃないな。

具が大き過ぎる。

もっと肉もタケノコもシイタケも細かくして欲しい。

見た目は35点だが、味は...

78点くらい?

などと、呑気に点数を付けていたが、この時はまだこの後17時間も停電になるとは夢にも思っていなかった。


そして猛烈な雨風が大阪を直撃し、風で家が揺れ、2時頃に停電。

すぐに復旧するんだろう、と何となく思っていた。


台風一過。

時折雨は降ったが、風はおさまり、表に出て掃除しがてら被害状況などを確認。

雨どいが何ヶ所か風に飛ばされて庭に粉々に散乱していた。

裏庭のフェンスが倒れかけていて、裏の家の奥さんと「このフェンス、どっちのフェンス?」と話し込んでいる間も停電は続いていた。

ちなみに裏の家の主人は会社の倉庫の屋根が吹き飛んでしまって、慌てて出社したそうな。

結局フェンスは裏の家のフェンスだと判明した。


その間、奥さんは冷蔵庫の中身をクーラーボックスへ。

こんなこともあるかと大型の保冷剤を凍らせていた。

流石。


夕方6時を過ぎても電気は通じず。

スマホやアイパッドで情報を集めようとするが、関電のHPの停電情報は更新されず、いつ復旧するのか全く分からず。


辺りが暗くなってきました。


波平も何か様子がおかしいと気付き始めたようで...



波平「なんでこんなに暗いの?蒸し暑いの?」

こ、怖い(笑)


とりあえず波平を夕方の散歩に連れて行くことに。

外に出たらまるでゴーストタウンのように真っ暗。

遠くのマンションの非常灯だけが燈っていた。


散歩から帰ってきて、懐中電灯の薄明かりの中ご飯を食べさせた後、自転車で駅の方まで行ってみようと外に出た。

家から2ブロック出たところの府道の信号は生きていた。

北行きも南行きも大渋滞。

仕事から帰宅途中の渋滞じゃなさそうだが、皆車でどこに行くんだろう?と思ったが、後になって近隣の市は信号もダウンしていたんだと分かった。


自転車で駅まで出たが、コンビニ(ファミマ)しか開いてなかった。

とりあえず店内に入って、麦茶のペットボトルとカップのインスタントうどんを買い(おにぎりやお弁当、パン、電池等は完売)帰宅。

断水してたら恐らく飲み物も買えなかっただろう。


大きなトタン板が電線にぶら下がっていたり、家の塀が崩れていたり、普段目にすることのない街の風景に自転車で走りながら恐怖を覚えた。

家に帰ってお湯を沸かし、二人でカップ麺をすする。

ガスコンロが使えるのはありがたい。


様子を見に時々外に出るが、相変わらずゴーストタウン。

時々遠くで消防車がサイレンを鳴らしながら走り去るのが更に不安を掻き立てる。


スマホの充電量も段々少なくなってくるし、停電がいつ復旧するのかも全く分からないので早めに就寝。


いつもの波平の散歩の時間(5時半)に起きたが、まだ停電のまま。

トイレの取説を引っ張り出してきて、手動で流す方法を確認したり、家の周りの被害状況を再度確認したり。

スマホの充電を車でしようと、車のエンジンをかけ、車庫の電動シャッターを手動で開け、さてこれからどうしたものか...

と車庫の外でぼんやりしてたら、向かいの家の街頭がポッと点いた。

あれ?

!!


慌てて家に入ったその時、パッと電気が点いた。

洗面所で洗濯物を手洗いしていた奥さんが「やったあ!」と小躍り。

7時15分。

通電。


こんなに電気がありがたいと思ったことはなかった。

水道が使えたり、ガスが使えたり、ベッドで寝れたりできたのに、電気が通らないだけでこんなに不便になるとは思いもよらなかった。

ライフラインの大切さ、ありがたさ、被災するということの大変さ、防災に対する備え。


昨日までの考え方とは明らかに違う。
あって当たり前と思わずに生活しなければいけないと悟った腕時計修理専門店トゥールビヨン店主
まずは節電節水を心掛けます。

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皆様の御声援のおかげで今朝7時15分に通電致しました。

ありがとうございました。


しかし、後片付けが大変です。

道路事情がかなり悪いようなので、明日出勤できるか心配です。


とりあえずご報告まで。

腕時計修理専門店トゥールビヨン店主

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