私には、六つ違いの妹がいる。 
あの当時は、自宅出産が多かったようで、生まれた時の事を、かすかに覚えている。
命名の時は、親族会議をする程の騒ぎだった。
『 ○○子 』 が主流の時代に、父が、断固として意地を通し、『 ◎◎ 』 に。
父の思いは聞けなかったが、可愛い（？）名前ですぞ。
子供の頃、姉妹喧嘩した記憶はない。
おんぶして、お守りした事もある位で、優しい姉さん振りだったと思う。
が、私が覚えていないだけで、妹には、しっかり虐められた恨みがあったりするかも？
そう言えば、『 姉ちゃんのお古ばっかりで、新しい服を買ってもらった事が殆どない。 』 と、
愚痴っていたなぁ。 （ 昔は、それが普通だったのでは？
器用な母は、ばっちりとリフォームを ）
当分の間は二人に （ 間に弟がいる ）、一番上の特権風を吹かせていたのは
認めざるを得ないようだ。
所が、妹が三十路を迎える辺りから、様子が少し変わっていく。
お互いに実家を離れ、それぞれが仕事を持ち、齢と共に長所・短所が一段と表に出始める。
姉としてよりも、一人の人間として、女として認めた関係での付き合い方をするようになる。
私の方が甘えたり、弱い所をさらけ出したり。 妹から、お説教されたり。
優しい （？今後の為にゴマすり） 妹がいる事に感謝！ （勿論、よく躾した両親にも）
近い処に住んでいるから、イザと言うときに頼りになるし、最高の便利屋さん。
これからも、仲良く付き合って下さいネ。 御褒美は、勿論、期待できるものと！！
あっ、貰い物は、私の方が多いのかな？！
｛ ヒゲから、「 叶姉妹んゴツ派手じゃなかバッテン、お前達姉妹は仲ん良かつは勝とる。
テレビに出てよかバイ。」 と言われて、あらためて妹の存在を感じ ・・・ }
