西銀座 ・ 田園開店から三年程経った頃 ~~~~
ひとしきりのラッシュをこなした部屋の確認を終え、カウンターにヒゲが戻ろうと
した時のことです。
「 オイ、ちょっと待て 」 と、小上がり席から声が掛かります!
「 お前が、ここのオヤジか? 」 見るからに、ウルサ風な紳士が問います。
「 ハイ、その通りですが 」
「 よし、お前! ちょっとそこに座れ! 」
「 ハイ 」
そして、連れの女性 (ヒゲの隣に座っている) に向かって、こう言ったのです。
「 だいたい、こんな店のオヤジは、無教養でバカな奴が多いに決まっているもんだ! 」
ヒィエーッ! なんて客だぁ~
客 「 “ 魚偏に交わる ” と書いてなんと読むか? お前に解るか? 」
ヒゲ 「 サメです 」
客 「 そんなら、“ 魚偏に雷 ” は? 」 「 ハタハタです 」
客 「 よう~し! 」
鮒・鱈 ・・・・・・・ 次々に10数問を越えて質問が繰り出されます。
「 ウゥーム、これは、知らんど!! “ 魚偏に休む ” なんだ? 」
ヒゲは、憮然としてこう答えたのです。
「 先輩! 私は先輩の後輩ですよ! (後輩を試すなかれ) 」
「 これは、 『 ゴリ 』 と言って、主に京都や金沢で使われる字になりますがね。 」
先輩 「 ウン、そうか、それは悪かったな (笑) お前、ウイスキー飲むか? 」
そして、ヒゲはキープの “ スーパー・ニッカ ” をしこたま頂いたので御座います。
閉店した今でも、
「 オーイ、どぎゃんかい調子は? 今夜は海王丸に飲みに出て行こうか? 」 とU田先輩。
ヒゲ夫婦 「 ハ~イ、よかですよ。 」
ひとしきりのラッシュをこなした部屋の確認を終え、カウンターにヒゲが戻ろうと
した時のことです。
「 オイ、ちょっと待て 」 と、小上がり席から声が掛かります!
「 お前が、ここのオヤジか? 」 見るからに、ウルサ風な紳士が問います。
「 ハイ、その通りですが 」
「 よし、お前! ちょっとそこに座れ! 」
「 ハイ 」
そして、連れの女性 (ヒゲの隣に座っている) に向かって、こう言ったのです。
「 だいたい、こんな店のオヤジは、無教養でバカな奴が多いに決まっているもんだ! 」
ヒィエーッ! なんて客だぁ~
客 「 “ 魚偏に交わる ” と書いてなんと読むか? お前に解るか? 」
ヒゲ 「 サメです 」
客 「 そんなら、“ 魚偏に雷 ” は? 」 「 ハタハタです 」
客 「 よう~し! 」
鮒・鱈 ・・・・・・・ 次々に10数問を越えて質問が繰り出されます。
「 ウゥーム、これは、知らんど!! “ 魚偏に休む ” なんだ? 」
ヒゲは、憮然としてこう答えたのです。
「 先輩! 私は先輩の後輩ですよ! (後輩を試すなかれ) 」
「 これは、 『 ゴリ 』 と言って、主に京都や金沢で使われる字になりますがね。 」
先輩 「 ウン、そうか、それは悪かったな (笑) お前、ウイスキー飲むか? 」
そして、ヒゲはキープの “ スーパー・ニッカ ” をしこたま頂いたので御座います。
閉店した今でも、
「 オーイ、どぎゃんかい調子は? 今夜は海王丸に飲みに出て行こうか? 」 とU田先輩。
ヒゲ夫婦 「 ハ~イ、よかですよ。 」