田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

サラ・コナーを探せ

2013-04-15 17:32:59 | ヒゲの盤上の世界
将棋・電王戦  《  将棋プロ 対 最強コンピュータ  》
第二、第三局の人間側が負けたゲームを観て、思った事があります。
ニコ生で放映される画像を観ると、対局中の人間側の顔色がおかしい。
表情が硬いのです。
終盤戦は、特に緊張感が漂います。
                       
そう、映画 『 ターミネーター 』 で、燃え上がるトレーラーから骨組みだけに
なった暗殺者が、再び追いかけて来るのを見たサラ・コナーの様に。
恐怖で顔が引きつります !
「 嘘でしょう!? こ、こ、コレってなあに? 」
やっつけたと思っていたのに、それはほんの始まりだった事に気づいたサラ・コナー。
或いは、映画 『 エイリアン 』 の、奴ら(!)と初めて出会った米海兵隊みたいに。

              

人類が初めて遭遇する、 『 得体のしれない 』 モノへの恐怖でしょうか。
プロ棋士も、何が飛び出すかわからない 『 不気味な 』 モノへの畏怖を感じながらの
対局だったのか?
人間同士の対局では、よほど下手じゃあないと指してこない様な、銀の代わりに打った
“ 6六角! ”  取って下さいとばかり。
「 なんや? こんなヘボでセンスの悪い手指しよって 」 と。
今どき、アマ初段でも、こんな筋の悪い手は指さないヨ!?
                               
船江五段は、人間が相手だったら、もう鼻歌交じりで早指ししてしまうかも。
同金   同銀   2六飛車   7五銀   5四歩   で終わりじゃん!
でも、相手はコンピュータ。
何か裏があるのか?
『 疑心暗鬼 』 で、もう一度読み直してみよう。
あゝ、 時間が瞬く間に減っていく。

そして、もつれ始めてからのマシーンの強さ!
人間なら考えもしない様な所から、指し手が飛んで来る。
つまり人間は、考える範囲を今まで以上に拡大する必要があるのでしょう。
当然ながら、それに対応して闘い続けていると、時間も体力も消耗していく。
ところが相手は、疲れないマシーン。
                      
普段、130手程で済む人間同士の対局とは、大違い。
鰻丼・松ではとても足りない?
アリナミンAを箱で持って来い!  (笑)
これからは、180手を超える対局を乗り切れる肉体的体力と、それを支えるマインド、
精神的なタフネスも養う必要があるのでしょう。
そう、しつこく追い掛けて来るスケルトン相手に、執念を持って立ち向かうサラ・コナー。
諦める事なく、ガイコツをプレス機に掛けて止めを刺す迄演りましょう。
プロ棋士も、練習で盤の前に座る時は、反対側に眼球を埋めた髑髏(どくろ)を据えて
勉強の時代に成ったのかも?  (笑)

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