外飲みリハ（３）

４／３０　（月曜日）　　今日は、妹・トン子も一緒に中華料理店に。
メインは、今度の新・車椅子で外飲みにトライする事です。
コレがカァちゃんの思惑でした。
なぜなら、外食で一番困る事は、ヒゲの座る椅子の形状でしたから。
もし、この車椅子でＯＫなら、椅子の心配をしなくて済む。
つまり、外食のお店選びの幅が、一気に拡がると云う訳です。

７時に店に到着。
カァちゃんは、タクシーのトランクから車椅子を引き出す。
脚置きやらの部品をセットするのが、ひと仕事。
イメージ通りには、巧くいかないのがシャバです。
競輪場通りの、　“　海華　”　と云う中華屋さん。
ヒゲ達がこの店を訪ねるのは、もう十何年ぶりでしょうか。
３人だから、４２００円のコースを二人前頼んで、後は菜単にしよう。

テーブルの高さと、ヒゲの車椅子のひじ掛けがバッティングした。
まあ色々あるモンだ。
しょうがない、ひじ掛けは外す事に。

コースの料理の出るのが、ものすごく早い。
ゆっくり紹興酒を飲む間が無い。
付け合わせの野菜が少ないのが、さびしい。
具物が多いから、若い者にはむいているか。
三本目の燗が来て、追い肴に、季節の野菜炒めを頼んだ後でした。
トン子が、直ぐに気付いた。
「　兄ちゃん、顔色が悪いヨ？　」
そう、ヒゲは、急に酸欠状態になったのです。
頭から血が引いて　・・・・
カァちゃんが急いで、車椅子から降ろし、フロアにヒゲを横たえた。
苦しいヒゲは、あくびを繰り返した。
十数回あくびをして、カアちゃんがごく少量の水を含ませてから、楽になり始めた。

横になったまま考えた。
何が原因で失敗したのか？
料理が速く出るのに合わせて、スピード・アップしたのが、身の程知らずだったのか？
自分の消化能力（？）をはるかに超える早食いが原因かな。
もう一つ考えられるのは、車椅子のひじ掛けを外したのも。
これで、もたれる部位が、背・腰に集中し過ぎたのか？
実際の現場は、色々あるモンだ。
懲りずに、又チャレンジしなくちゃ。　（笑）

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