田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

ウニとあまちゃん

2013-05-18 19:22:40 | ヒゲの毒舌
13日のTV番組欄に、 《 熊本天草地区での、ムラサキウニ漁の解禁ニュース 》 とある。
おりしも、朝ドラ ・ あまちゃんでも、 「 おら、ウニが獲りてェ 」 と。

                  

ヒゲが小学生の頃、鹿児島県の阿久根大島と云う離れ小島で、毎年キャンプをしてました。
仲間の従兄弟2人と裏海に向かいます。
阿久根市を望む表側には、静かで綺麗な海水浴場がありました。
裏海は南シナ海に面し、波は激しく泳ぐ者は誰もいません。
引き潮を選んで、少年達は海に入ります。
と言っても、あまちゃんみたいに海に潜る必要はありません。
まあ、割れ目を探す程度で事は足りるのです。
そう、ムラサキウニ達は、岩の隙間に潜んでいるのです。
ほどほどの大きさのウニの集団を見つけたら、これからが勝負。
フック状の手カギを素早くウニの後ろに入れて、手前に引くと、ボロボロと落ちてきます。
素早くと云うのも訳があって、下手に道具がウニに触ると、連中がトゲを伸ばし、
割れ目にガッシリと食い込ませてしまいます。
すると、ブロックされて、引き出すのが極めて大変な作業になるのです。

       

たいていのウニは隠れ気味にいますが、たまに堂々と鎮座するのがおります。
よく見るとトゲも少し長くて、色もハデ系。
おッと、こんなの捕まえたら大変。
たちまち毒のトゲで刺されて酷い目に。
ヒゲ達は、この毒ウニを見つけたら、モリでひと突きして殺しました。
すぐに小魚が群がり、割れた所を餌にします。
堂々と隠れ無いのは、毒ウニだから近づく者が誰も居ないと、識ってるのでしょうか。

袋いっぱい獲って、陸に上がります。
やがて、夕食の時間。
少年達は、ウニ割りの作業が残ってます。
ヒゲがウニに触れると、それまで萎びた様に横になっていたトゲが、 「 するな! 」
とばかり、天を突くのです。
ドラマあまちゃんより少し小振りなウニを割り、身を掻き出します。
面倒だから、腸管も一緒に。
大変な思いして、小さいお皿に少々。
食べ盛り少年達には、とても足るモノではありませんでした。 (笑)
懐かしいムラサキウニ、天草で獲れたての瓶が欲しいナ?
ちょっと高いけどー!


   《 当時(昭和30年代)の写真です。 艪を持つのがヒゲ ・ 隣が母親 》 

   《 何か、料理でもしているんでしょうか? 父親です。 》
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