昭和三十年代、熊本城で市民が開く花見は、それはそれは派手なモノでした。
坪井川を渡ったら、直ぐに坂道が。御幸坂と呼ばれる何の変哲もない道に、
赤ちょうちんが並べられると花見の季節の始まりです。
ヒゲ家では、川を渡ったらすぐ右のスペースに陣取りました。
汚い池の手前に、数本の桜の木が有るだけの広場でしたが。
ゴザを拡げて、中央に鉢盛りを据えると準備OK。一升瓶を配して飲むばかり。
その頃の鉢盛りの主役は、のり巻きと卵焼き、それに“エビフライ”でした。
これが同じ様で、“エビ天ぷら”ではダメなんです。その当時、まだ希少品だった冷凍エビ
を、油で揚げる。パン粉が油で香ばしく焼けた香りを楽しむ。
バリッとしたコロモを噛むと、エビ汁が口に広がり。海老好き日本人を自覚してしまう。
そして麒麟ビールを煽る!イイね。デコボコの平地での宴会、エビの天ぷらではちょっと弱いのです。
野営では、野趣あふれるフライの香ばしさが似つかわしい。
その当時の熊本での花見、海老フリャーで酒が回った男どもは、必ずケンカをおっぱじめたモノでした。
気のせいか、戦後のあの時代に食べた海老フライの方が美味しかった様な。
まるで武田鉄矢の昭和懐かし番組みたいですが。
今の時代、冷凍技術や海老の品質やら、遥かに向上しているハズなのに。
ヒゲ達が習ったエビフライのレシピは。
下処理した海老に、塩コショウ。小麦粉を打って、全卵を少量の牛乳で溶いたモノに、
くぐらせてから、パン粉をまぶす。
海老の種類や、下処理の具合では、痩せたエビフライに見える事も。
そんな時は、二度付けと称する技?を。
一度パン粉を付け終えた海老を、もう一度溶き卵に通して、再びパン粉をまぶすのです。
コレで、ひょろひょろだったエビフライがそこそこ立派に見えるから、ありがたい事です。
坪井川を渡ったら、直ぐに坂道が。御幸坂と呼ばれる何の変哲もない道に、
赤ちょうちんが並べられると花見の季節の始まりです。
ヒゲ家では、川を渡ったらすぐ右のスペースに陣取りました。
汚い池の手前に、数本の桜の木が有るだけの広場でしたが。
ゴザを拡げて、中央に鉢盛りを据えると準備OK。一升瓶を配して飲むばかり。
その頃の鉢盛りの主役は、のり巻きと卵焼き、それに“エビフライ”でした。
これが同じ様で、“エビ天ぷら”ではダメなんです。その当時、まだ希少品だった冷凍エビ
を、油で揚げる。パン粉が油で香ばしく焼けた香りを楽しむ。
バリッとしたコロモを噛むと、エビ汁が口に広がり。海老好き日本人を自覚してしまう。
そして麒麟ビールを煽る!イイね。デコボコの平地での宴会、エビの天ぷらではちょっと弱いのです。
野営では、野趣あふれるフライの香ばしさが似つかわしい。
その当時の熊本での花見、海老フリャーで酒が回った男どもは、必ずケンカをおっぱじめたモノでした。
気のせいか、戦後のあの時代に食べた海老フライの方が美味しかった様な。
まるで武田鉄矢の昭和懐かし番組みたいですが。
今の時代、冷凍技術や海老の品質やら、遥かに向上しているハズなのに。
ヒゲ達が習ったエビフライのレシピは。
下処理した海老に、塩コショウ。小麦粉を打って、全卵を少量の牛乳で溶いたモノに、
くぐらせてから、パン粉をまぶす。
海老の種類や、下処理の具合では、痩せたエビフライに見える事も。
そんな時は、二度付けと称する技?を。
一度パン粉を付け終えた海老を、もう一度溶き卵に通して、再びパン粉をまぶすのです。
コレで、ひょろひょろだったエビフライがそこそこ立派に見えるから、ありがたい事です。