田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

表示偽装~グランド・メニュー

2013-11-05 10:50:31 | よもやま話・料理編
阪神阪急ホテルでの表示偽装発覚以降、あちらこちらのホテルで同じ疑惑が起きてます。
勿論、テレビ・週刊誌など、良いネタが出来たとばかりの追求です。
ヒゲは元同業者として、ホテル側に同情する点もあります。

それは主にグランド・メニューに関してです。
やはり良い処のホテルあたりのメニューは、“立派な印刷物”として創ってあります。
コレが良し悪しなんです。例えれば、戦艦ヤマトの舵きりと同じでしょうか。
何かメニューに不都合が生じても、気楽に修正する訳にはいけません。
魚雷が右から接近していると分かっていても、大きな船は直ぐに舵をきれないのと似てます。
九条ネギが入荷しない時でも、その為だけで立派なメニューを書き換えるのは無理な話です。
ヒゲの店みたいに、ワープロでメニューを打ち直し、修正されたモノを薄紙にコピーします。
それをクリア・ファイルに挟めば料理メニューの出来上がりです。これなら、毎日でも更新出来ますが。

所が、田園の酒のメニューの場合は、こうはいきませんでした。
大きなサイズで、立派にラミネート加工されたモノです。
メニューには、日本酒のラベルがカラーで載っています。つまり見る者がみれば、銘柄の
どのクラスが置いてあるか判るのです。
レギュラーの酒の種類は、凡そ60銘柄。これをコンスタントに維持しないといけません。
品薄になり補充する時、酒屋から送られてくる酒!に問題がある時が。
地酒専門の酒屋では、よくある事です。小さい蔵の酒は工業製品ではありませんから、時に品薄に陥ります。
例えば、八海山の“本醸造”を注文します。メニューのラベルは、当然
「八海山( 150ccー400円 )」の“白い色”が特徴です。しかし、時々送られてきたのは、
八海山の“黄色い”ラベルです。この白い色と黄色いのと、どう違うの? アル添の具合が少々。
で、ヒゲはどうしたか。臆面もなく、ヒゲ支配人はこの酒を八海山として提供したのでした。

まさに偽装メニューとは、このことで御座います。慎んで、自首致します。
ヒゲは皆様に、誠に申し上げございませんと土下座すべきでしょう。
やはり、「清泉(150ccー400円)」の場合、“純米”だったり、“酒の香地”だったりと。
その度、ラミネートを外して入れ替える事は、出来ませんでした。

コメント
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