休肝日は楽しいなぁ～♪

三月始めに予定した小倉トレッキングは、一瞬で吹き飛んだ。
それどころか、後日の同級生との飲み会約束も怪しい？
トローチ・咳き止め・痰止めの市販薬で凌ごうとするがどうにもならない。
ベッドでノタウチながら幾日か過ぎたが、回復の兆しはない。
何とか持ち直したカァちゃんが、ヒゲの代行で、飲み会の約束を果たしてくれた。
しかし、ヒゲは次の天下国家を語る会も難しい雲行き。

横になっていると、痰の具合がおかしい。
もう、自宅療養は諦めて、病院に行くしかない。
くだされた病名は、　“　誤嚥性肺炎　”　。
又、コイツか！
普通（？）の人は、人生の幕引きの折、つまり一度だけコノ死神と対面するようだ。
しかしヒゲは、最初の手術時、何度も誤嚥を繰り返し、その度に死ぬ目に遭った。
半年間にも及ぶ気管切開の後が、痛々しく物語っている。
最期を迎える時に、コノ死神だけは堪忍して欲しい。
そう思わせる程に、むごい目に会って、生き延びたのだ。

ヒゲには、直ぐに酸素吸入器が鼻に着けられる。
かなり数値が悪い。　ひぃぇ～！
直ぐに、抗生剤の点滴も始まった。

又しても、長い入院か？
諦めて、妄想でもするか。
それにしても、あれ程用心していたのに、死神はどうやって我が家に忍び込ンだのか？
デスノートでも使ったんだろう。
松山ケンイチの奴はチェスが下手だから、今度御礼参りに、チェスでイジメてやろう。　(笑)
コンスタントに病魔がやって来るから、お陰さまで自動的に休肝日となる。
有り難い事です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ここ数年、入院回数が多いから、肝臓さんも喜んでいるに違いない。
「　今日も、お休みだぁ～！！　」　って。
せめて、手だけでもマヒしない様に、暇の時は、ベッドの手すりを握りしめよう。

そして３／２２（土曜）、１２日間のウンザリ入院を経て、やって退院。
咳と痰のせいか、左わき腹が痛い。
９９年の大動脈手術で、開胸の為へし折られた肋骨の辺りだ。
体力も無くなって、左足は著しく弱っている様だ。
マンションの前に在る公園の桜。
病院に向かう時には、蕾もちらほらだった。
退院の道すがら、車椅子から見上げると、桜は三分咲きになっている。
そうかあ、もう花見の季節なんだ　・・・

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