田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

エクスペンダブルズ大吟醸

2015-09-09 16:13:54 | よもやま話・酒編
BS放送で、映画 『 エクスペンダブルズ 3 』 を拝見した。
“ 使い捨ての者たち ” の意の、ハデなハリウッド映画です。
キャスティングが素晴らしい!?
主役は、シルベスター・スタローン。 まあ、ここ迄は良いでしょう。
脇役(?)は、ハリソンフォード : Aシュワルツェネッガー : メル・ギブソン : 
ジェット・リー : ウェズリー・スナイプス : アントニオ・バルガス : 
ジェーソン・ステイサム ・・・・・
何という顔ぶれでしょう!!
                 
芸能界オンチのヒゲでも、知っているビッグ・ネームばかり。
たったひとりでも、主役を張れるスターが勢ぞろい。
さぞかし素晴らしい映画が出来上がることでしょう。
そんなアクション・スターが、それぞれにマシンガンをぶっ放す見事なシーンが連綿と続くのだから、
おもしろくないハズがない。
しかし、映画的には余りオモロい物ではありませんでした。

こう話すと、「 酒の話しだな? 」 と、ピンとくる方は此処のブログのお客さんか? (笑)
そう、ヒゲは映画を見終えた後、最近の人気居酒屋での酒メニューを思い出したのです。
酒にこだわりがある店の銘柄は、次の様なパターンがほとんどです。
《  **純米吟醸  **純米大吟醸  **純米吟醸・山田錦  **純米吟醸生  》
なんて素晴らしい品揃えでしょう。
どの一本を選らんでも、主役を張れるスターばかりですネ。
しかし、田園の客的には、余りオモロい物ではないかもしれません。

90年代、或る月の酒仙の会。
今月のテーマは、 『 幻の十四代を飲もう 』 です。
当時、熊本では、たった一本の十四代を手に入れるのも困難でした。
そんな貴重な酒を、太っ腹のヒゲは、 “ 十四代・龍の落とし子 ” を筆頭に、
四種類も揃えて供すると云う趣向でした。
やがて宴も中ごろ、ヒゲが挨拶に行く時間。
呑み助の奴ら、こんな美味い酒ばかり用意して貰ってと、涙ナミダでヒゲを崇めることだろう。
フ、フ、フ、フ、・・・・・・ 

襖を開けて、ヒゲの目に飛び込んできた光景は、信じられないモノでした。
連中の盃は、テーブルに止まったままです。
まるで、十四代が売れて無いのです。
こんな、日本酒界のM・モンローやE・テイラーとも評される美酒を揃えているのに、ナゼだ?
スリーサイズそろった、ボインボイン豊かな日本一の酒。
当時の専門誌にも絶讃の日本酒です。

やがて、会員から衝撃の注文が来ます。
「 酒を替えてくれ! 」  「 いつもの安酒に替えてくれ! 」 と。
ウッソー だろう?
天下のハリウッド美女のB・バルドーやA・ジョリーナを降ろして、指名がイモト・アヤコに!
            
そして “ 末期の酒 ” と云う売れ残り(!?)の酒を出すと、
酔いどれ連中は、水を得た魚みたいに元気になり、再び大酒をあおり始めました。
酒飲みの深淵をのぞき見たような気分に浸ったヒゲで御座いました。
                 
              ≪ 当時の田園カウンター 冷蔵庫 ≫
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コメント (2)
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