田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

熊本アースクウェーク~被災

2016-05-12 19:47:01 | 2人3脚チンタラ道中
4/27(水曜日)  今日は、国立病院へ行く日。
ステントを挿入した再手術から、一年毎に経過をチェックする検査なのです。
検査が可能か?、病院情報で確かめてから出発の予定。
地震後、通常の機能がままならない病院がまだまだ多いから。
病院はクリアーしたものの、頼み付けのタクシーの配車が出来ないと言う。
ドライバーも被災した人が多く、出勤出来ないんです。
やっと、別のタクシー会社から回してもらう。
地震の影響は、まだまだ大きい。
マンションの出入り口には、被災ゴミが山積みになっている。
大型テレビ等の電化製品まで出してあるから、出口を半分ほど塞いでいる。
ヒゲは、用心しながらの動きで大変だ。
     
 ≪ 内のマンション前ではありませんが、至る所こんな状態です。 ≫

病院の入り口付近には、被災者用に食物アレルギー適応食品がテーブルに配置してある。
CTだけの検査で、チェック完了。
心臓近くの大道脈弁に近い人工血管とのつなぎ目辺りにある瘤が、大きくなってない事を確認。
ヒゲの命取りとも言えるこの瘤の変化なしに、安堵の笑顔を浮かべる夫婦でした。

帰りには、片山家の墓地に向かう。
地震後の状況確認です。
お寺さんは、入り口から凄まじい有り様です。
石柱も倒れて、お地蔵さん達の頭もゴロゴロしています。
墓地は、壊れていないのを探すのが大変なほど。
ほとんどの墓標・灯篭等々、倒れて破壊されています。
重い大きな石ですが、ぶっ飛んでいるの表現が適当かもしれません。
勿論、誰も修復する余裕なんてありません。
住まいの確保さえ出来てない方々が多いんですから。
我が家の墓は、最小限度の被害で済みました。
墓誌が斜めに倒れていたのと、灯篭のつなぎ目が二か所はずれていただけでした。
石屋さんに頼みはしましたが、修理出来るのが何時になるやら検討も付きません。

帰り道の、新町界隈。   
あの赤紙・黄紙が、あちこちに貼ってあります。
緑紙は、ほんの少し。
新町と云う名の古い町並みは、残念ながら、今度の震災には耐えられなかったのです。

自社ビルを持っている知り合いの同業者は、ビル建設後そんなになってないのに被害を受けた。
頭を抱えている。
「 どぎゃんも、こぎゃんも、ならんバイ。 (どうしようも無いの意 )」
そもそも、再建が可能か?
再び借入金をしてまで、事業再開する意味があるのか問われている。
見た目はどうもない様なビルも、隠れた所の破損があるでしょう。
貯水槽やエレベーターとか。
修復するのか、建て直しするのか?
熊本の中小企業に、そんな体力が残っているとは思えないが。
第一、地震無防備都市の熊本で、“ 地震保険 ” を掛けている店は少ないはず。
そもそも、火災保険屋からして、熊本では地震保険の不必要を説明したぐらいです。
この震災を契機に、『 廃業 』 する店も増えることだろう。
仕方が無い事だが、熊本市も寂しくなるなぁ。
生き残るのは、県外資本の大手チェーン店だけだなんて、熊本市民としては残念。
南阿蘇では、赤橋の崩落やらで、集落の集団移転しか打つ手なしとか。
田園の店の器でお世話になった、久木野の伊比井ご夫妻の窯はどうなったか心配です。
遊び場だった熊本城は、おそらくヒゲの生きてる内の再建は無理でしょうネ。
いやはや ・・・ トホホホホー

そんな中、今度の5/16(月曜日)は、“ ささの ” で月例会。
棚の器やボトルは無事だっただろうか?
色々な心配事をそれぞれ抱えながらの飲み会。
積もる話しが尽きること無く出るハズだ。
話しが肴になり、魚を注文する暇がないだろう。
適当に出してくれるとありがたいのだが。(笑)

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