田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

クルーズ珍道中~アドベンチャー

2018-11-26 17:22:15 | 2人3脚チンタラ道中
ヒゲは手術後の後遺症(?)で、脊髄にダメージを受け、左手足に麻痺があります。
人工血管の性ではないのだろうが、開胸手術の影響は大きく、
体を少しねじるだけでも激痛が走ります。
昔、カッパ自慢だったものの、そんな状態で泳ぐ事なんて出来るはずがない。
そんな説にアドベンチャーするのが、今回のクルーズのテーマのひとつでもありました。
   
          ≪ 記録残っている最年少時のヒゲ・河童 ≫

       
          ≪ 子供達とキャンプに行った時の雄姿(?) ≫
        
二日目の朝食を済ませると、クルーズ客の大方が今治で下船しての観光ツアーに出掛けた。
ヒゲ達は、この時を待っていたのだ。 プールに誰も居なくなる時を。
カァちゃんが用意してくれた海パン(?)とやらを履く。
昔の三角形の黒い海水パンツとは随分違うナ。
まるで、最近のボクサーが履くトランクスみたいヤ。 (笑)
7階のプールに行くと、思惑通り、客はいません。 良かった、ヨカッた!

水着のカァちゃんが、先に安全を確認しに行きます。
暫くして、ヒゲに伝えます。
 「 ダメ、危ないよ。 プールはあきらめよう。 」
水深1.6mの場所に降り立ったカァちゃんの足が届かないのです。
プールの半分は、水深1.4mでしたが。
 「 この深さでは、助けられない。 思ったより温かくないし。 」
 「 この梯子も、滑りそう? 」
プールに入る時に使う、丸いパイプ製の梯子のことです。

しかし、その日のヒゲはしつこかった。
プールサイドに座り、足先を水(?)に浸けた。
 「 あーあ、温かい! コレが温水プールか。 」
まもなく、ガラス張りの天井からの陽光も、体を温めてくれ始めた。 
 「 イイねぇ! 」 
水をすくって、少しずつ体に掛ける。
異常が起きても、まだ水中じゃあないから、何とかなるさ。
 「 よっしゃ!! 」 気合を入れる。 (笑)
いよいよ、プールに降りようとすると、おっとっと ・・・ 足がスリップ。
カァちゃんが注意した梯子です。
用心しながら、ハシゴの『 角 』に右足をかませて滑り止めにし、
右手を頼りに降りて行きます。
直ぐに、プールサイドの手すりを掴みます。
体調の変化は起こりません。 「 やった~! 」
              
パイプの手すりを掴みながら、歩き始めました。
すると、何という気持ちの良さ。
                
水の『 浮力 』 が、ヒゲを楽にしてくれているのです。
平地を歩く時の拷問みたいな地上重力から、解離した世界。
この水の中の浮遊感は、左足の不具合を忘れさせてくれる。
右手で手すりを掴むだけなのに、体はスイスイと進む。
重力のくびきから解き放たれて、ヒゲは20年ぶりの自由を堪能する。
               
手すりに掴まって往復二周歩いたヒゲ。
いよいよ、泳ぎに挑戦です。
先ずは、顔を水に浸けることから始めます。
べちゃっと水に浸けると、懐かしい『 城内プール 』の臭いを思い出しました。
今の城彩苑辺りに昔あった公営プールの水が、塩素系の消毒臭があったのです。
さあ、いよいよ手すりから手を放す時間です。
      
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