田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

♫ アラはどこに行った?

2018-11-12 18:03:35 | よもやま話・料理編
少し(?)前の和食料理店。
どこの店のメニューにも、 “荒炊き” やら “アラ汁” が在ったものです。
例えば、鯛を一本仕入れるとします。
先ずは、ウロコを取り、腹わたを除き、血合いを洗い流します。
                
拭き上げて、三枚降ろしにします。
上身は刺身に使いますが、残るのがアラです。
                
当然ですが、このアラを活かす献立が、冒頭のメニュー。
上手く売れれば、鯛の原価の半分を賄ってくれるはず。 「 ヤッター! 」
                
同じ様に、メニューにイカ刺しを登場させると、自動的に(?)下足(ゲソ)が
付随しますネ。
           
だから、“下足塩(バター)焼き” とか “下足天ぷら” が、メニューに加わります。
又、腹わた・肝も、乙な一品に変身します。
                                           
ところが、現在の料理店では、この附属のアラやゲソが見当たりません。
いったい、アラや下足は、どこに行ったのか?
    🎶 Where  have  all  the  flowers  gone ?
                     Long  time  passing  🎶


どうも、鯛の上身だけ或いはイカの上身だけに区分けする業者がいるらしい。
勿論、アラもゲソも、それだけを売り物にしているはずです。
分業てな事で、なんて便利で省エネなシステムでしょう。
おかげで、シーザーサラダやらの女性受けする健康サラダを、用意出来るゆとりがある訳です。
有難い事なんでしょうか?
昔人間のヒゲは、思い悩みますねぇ~  
こんなシステムに、慣れ過ぎた料理人?

或る時、あなたの所に彼女が遊びに来てます。
ちょうどその時、友人が釣果の真鯛一匹を持って来ました。
彼女は大喜びです。
あなたが料理した、釣りたての天然タイを食べれるからです。
彼女は、最初に出るであろうタイのお造りを期待して、待っています。
しかし、板前のあなたは、青ざめています。
初めて見る頭が付いたタイの目が恐ろしい!? (笑)
そもそも、いったいどうやって“ウロコ”を外せば良いンだろう?
困ったちゃんの、名前だけ板前さん。
こんな荒炊きが出てきたら、彼女も惚れ直すでしょうに!
                       

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コメント (2)
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