昨今、流通が改善したおかげか、コロナで高級飲食店の消費減のせいか?
以前は、入荷が稀だった食材を容易く食卓に並べられるようになった。
“ 氷見の寒ブリ ” なんかも、そのひとつ。 (冬場の話題で😖 )
呑み助にはありがたいことです。
車の運転をしないカァちゃんの愛用デパ地下でも、お目にかかれる様に。
早速手に入れて頂くと、脂のノリがすごかった。 😋
《 氷見の寒ブリフェアからの写真です 》
ヒゲは、この刺し身を食べる時、ツマ(ケン)が欲しくなります。
ブリ刺しをパクリとひと口、濃厚な脂が舌をくすぐる。
その後、“大根のケン” を頂くと、舌にリフレッシュ効果。
これが、酒呑みには嬉しい。
新鮮な気分で、2切れ目に挑めるのです。
さて、デパ地下鮮魚店のブリ刺しパックにも、ちゃんと大根ケンは付いています。
で、そのケンを箸でつまもうとすると、そうめんを食べる時みたいに。 (笑)
いつまでもケンが長~く続いて、挙句はブリ刺しの列をバチぐり返すざま。
30cm超の長さもある上に、 “がじゃまって” いるから、どうもこうも。😨
「 カァちゃん、ハサミ持って来て~ 」 と。
熊本の魚屋さんは、普通、田崎市場で大根ケンの大袋を購入しているでしょう。
機械で作るから長いままです。
店で、それをざーっとカットするのですが、ウーバンギャア(適当・いい加減)な
熊本人の性格だから、出来上がりなんて気にも留めません。
ヒゲの店では、かつら剝きを自前の包丁でしていました。
或る日の事、某板場の大根のかつら剥きが、ヒゲの目に留まりました。
長ーく剥いた後、むいた大根をクルクルと巻いていきます。
巻き物状になったカツラ大根の、中ごろまでに包丁を入れた。
その後、小口から刻むと大根のケンが出来る仕組みですね。
なんて手練れの技でスピーディーな手順でしょう? 😵
但し、登場したケンが、問題ですね。
当然ですが、一番外側のかつらと中心のかつらの長さは違います。
すると、チグハグな長さのツマが一緒くたに。
長いのは、口唇より長いから唇の横に触るのが、味わいを邪魔するのです。
こんな具合に、ちょっとしたことで刺し身の味が変わる。
熊本は、刺し身が好きな県民です。
せっかくですから、次回は、ちょっとだけ刺身が美味しくなるポイントを
書きたいなぁ~と思っています。
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