西銀座通りに移転後の和食田園は、4時半にミーティング開始。
掃除・仕込み等があらまし済んで、食事を終えた後です。
ホール担当者とあけみママが、当日の予約客への注意事項を確認します。
「 葵の間は県外客を接待だから、肥後椿の額と熊本方言暖簾を飾って 」
「 〇〇さんは薩摩切子が好みだから、扱い方に気を付けてね 」 等々。
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葵の間とは、田園の2階の座敷では一番狭い空間です。
四名様で満席ながら、おしゃべりが最も弾む席でした。
柱の隙間を利用した飾り棚に花をあしらい、壁に肥後椿の小額を掛けると、
なんとも言えない雰囲気が漂います。
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平凡でこじんまりした部屋が、一気に華やぐのです。
今風の表現では、バレる(晴れる)でしょうか!?
小さなさりげない額ですが、本物のオリジナルが持っている魅力でしょう。
もっこすヒゲのコンセプトは、既製品・コピー印刷物は使わない。
例えば、BGM。 当時の店では、当たり前の有線放送。
今聴こえている曲は、同時にあちこちの店でも流れていると思うと、
ムシズが走るヒゲなのです。 (笑)
田園ではCDを使い、季節・宴会の趣旨・予約客の好み等を考慮して、
毎日プログラムを組んでいました。
後半になると、リクエストも受けて ♬♬♬
又、70・80年代には当たり前だったビール会社のロゴ入りグラス。
メイカー試供品ですから、“ 無料 ” です。
割れても気になりません。掃除は大変ですが ・・・ (苦笑)
何処の店でも、何のこだわりもなく使っていました。
が、そんなメーカー紐付のマイナカードみたいな物を、ヒゲが使う筈もない。
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こだわりは、部屋に飾る花にも及びました。
あけみママの好みと同じだったのも幸いでしたが。
花屋での調達では物足らないのです。
茶花風・山野草・季節の枝物等がしっくりするような器も揃ってます。
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初めは、ママが活けてましたが、多忙過ぎて手に負えなくなります。
スタッフに、花活けの心得がある方を募集もしました。
そうして、何人目かで惚れ惚れするような達人に巡り合えたのです。
遠来から、見事な枝振りやら初めて会う山野草が運ばれて来て、
店内のあちこちに飾られていきます。
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この主役達は打たれ弱いので、運ぶだけでも手間がかかります。
こんなカット後の超大変なケアもこなして、ヒゲ夫婦を支え喜ばせてくれた
のは、豊ポンでした。
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それと、浪ヤン夫婦にも感謝です。
こんなモッコス親方の店の運営に付き合わされたスタッフさん達も、
楽ではなかったことでしょう!
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