今日は、二刀流の話です。
二刀流と云えば、野球の大谷翔平の話題で盛り上がりましたねぇ~。
「 イッツ 翔タイム! 」 なんて、TVから幾度となく聞こえてきました。
しかし、熊本人のヒゲは、やはり 宮本武蔵 です。
細川藩ゆかりの剣豪ですし、五輪の書を書いた霊巖洞は、自宅から見える金峰山にあります。
中村 錦之助主演の映画を筆頭に、色々な役者達の演じる武蔵を観たものです。
特にユニークだったのが、役所広司演じる武蔵の一乗寺下り松のシーン。
多勢を相手にする見込みで、研いだ刀を複数用意するところ。
使っている内に、刀が刃こぼれしますネ。
すると、敵を斬るのが鈍ります。
その交換用の予備(!)の刀を、隠すように配置するのです。
なるほど、戦略家です!!
80年初め、栄通りの旧・田園。
客数も増えて、ヒゲは大忙し。
3000円のコースでも、天然ひらめの活き造りが付くので人気ものに。
さぁ夕刻、予約客が入ってくる時間です。
ヒゲのショータイムの始まり・始まり!!
その日も、パッタパッタと活・ヒラメをさばいています。
が、活き造りが5〜6枚目になると、ヒゲの様子が変わります。
造り用の柳刃の切れ味が悪くなっているのです。
こうなると、ヘレンケラー状態で、大変なトラブルです。
先ず、切り出すスピードが落ちて、作業効率が低下します。
それでも切り続けるしかないので、疲労感が増します。
力づくで切るしかないのですが、スムーズに切れないから刺し身の味が落ちるのが辛い。
つまり、三重苦の状態に陥るのです。
これは、困ったちゃんの大問題。
そんな或る日、ひょんな事から解決策が浮かんだのです。
柳包丁の予備をひとつ用意しておけば、どうだろうか?
ヒゲは、同型の柳刃を購入して、研いで置きました。
いつでも出動出来るようにしておくのです。
その夜は、客が多かったのですが、交換用の包丁が登場して無理なくスムーズに。
まさに、コロンブスの卵的な発想です。
案外、和食系の調理場では旧習にとらわれ易くて、ちょっとした工夫がされない事も多い。
例えば、マナ板の高さ。
昭和40年代の料理人の身長は、デコボコ(個人差が大きい)でした。
低いマナ板で、高い身長の板場が長い時間仕事するのは、酷く疲れます。
ほんの1〜2cm上げるだけで、疲労度はずいぶん違ってきます。
案外なのは、冷蔵庫のドア。
右開きか左開きかの設定しだいで、効率に大差がつく事も大きい。
馬鹿にならないコロンブスの卵かもしれませんヨ。
http://blog.with2.net/link.php?1046790
↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。
二刀流と云えば、野球の大谷翔平の話題で盛り上がりましたねぇ~。
「 イッツ 翔タイム! 」 なんて、TVから幾度となく聞こえてきました。
しかし、熊本人のヒゲは、やはり 宮本武蔵 です。
細川藩ゆかりの剣豪ですし、五輪の書を書いた霊巖洞は、自宅から見える金峰山にあります。
中村 錦之助主演の映画を筆頭に、色々な役者達の演じる武蔵を観たものです。
特にユニークだったのが、役所広司演じる武蔵の一乗寺下り松のシーン。
多勢を相手にする見込みで、研いだ刀を複数用意するところ。
使っている内に、刀が刃こぼれしますネ。
すると、敵を斬るのが鈍ります。
その交換用の予備(!)の刀を、隠すように配置するのです。
なるほど、戦略家です!!
80年初め、栄通りの旧・田園。
客数も増えて、ヒゲは大忙し。
3000円のコースでも、天然ひらめの活き造りが付くので人気ものに。
さぁ夕刻、予約客が入ってくる時間です。
ヒゲのショータイムの始まり・始まり!!
その日も、パッタパッタと活・ヒラメをさばいています。
が、活き造りが5〜6枚目になると、ヒゲの様子が変わります。
造り用の柳刃の切れ味が悪くなっているのです。
こうなると、ヘレンケラー状態で、大変なトラブルです。
先ず、切り出すスピードが落ちて、作業効率が低下します。
それでも切り続けるしかないので、疲労感が増します。
力づくで切るしかないのですが、スムーズに切れないから刺し身の味が落ちるのが辛い。
つまり、三重苦の状態に陥るのです。
これは、困ったちゃんの大問題。
そんな或る日、ひょんな事から解決策が浮かんだのです。
柳包丁の予備をひとつ用意しておけば、どうだろうか?
ヒゲは、同型の柳刃を購入して、研いで置きました。
いつでも出動出来るようにしておくのです。
その夜は、客が多かったのですが、交換用の包丁が登場して無理なくスムーズに。
まさに、コロンブスの卵的な発想です。
案外、和食系の調理場では旧習にとらわれ易くて、ちょっとした工夫がされない事も多い。
例えば、マナ板の高さ。
昭和40年代の料理人の身長は、デコボコ(個人差が大きい)でした。
低いマナ板で、高い身長の板場が長い時間仕事するのは、酷く疲れます。
ほんの1〜2cm上げるだけで、疲労度はずいぶん違ってきます。
案外なのは、冷蔵庫のドア。
右開きか左開きかの設定しだいで、効率に大差がつく事も大きい。
馬鹿にならないコロンブスの卵かもしれませんヨ。
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ブッチャーは肉や魚をカットしますので包丁が命です。
脂を持ってる肉は鋼の包丁に脂が巻かなく持ちますね、ただ鏡面に仕上げてるとダメです。
でもジジイに近づきつつある私は合金の包丁が楽になりました。
ただ、師走の1日20本のロース・30本のヘレなんて時はステンと鋼の両刀で、途中で砥ぎもおこないます。
ホテルの調理場では和食さんでステンの柳や出刃など見ますし、牛刀も使っていますね。
セラミックの柳なんて・・・・・・・・・・ハァって感じです。
ただ若い週は研ぎませんね。
ガリガリと前後に動かす簡易砥器が大好きで、せっかく砥いだ包丁が台無し。
そんなヤツには脂タップリの国産牛を触らせるのです。
セラミックなんて一度使ってみたい気もしますが。
それにしても、砥石が友達?みたいな我々の時代は
終わりでしょうか。
ところで、バッテンさんの「 鯛の骨蒸しで、一杯」のコメントで刺激?笑。
昨日、ヒゲのカアちゃんがデカい鯛アラを
手に入れてきました。
鶴屋地下の半額セールで、750円でゲット。
こんな値段では、鯛釣り漁師はやってられない?
大間マグロは3億なのに。
天然特大メス鯛の酒蒸しを、立山の本醸造の
熱かんで堪能した夜でした。