小学生ヒゲは、ただでさえ遅れているのに、習字の時間は毎回走ってばかり。
当然のことですが、勉強はビリボーイ。(苦笑)
そんな或る日、帰宅したヒゲの目に奇妙な赤札が飛び込んだ。
教科書以外の、机やランドセル等の私物に赤い札が貼り付けてある!
母親のタンス預金が発覚して、税務署の査察(ガサ入れ)が入ったのです。

やがて、ヒゲも呼ばれました。
ヒゲのノートの数字を指し示して、「 こら何や? 」
ヒゲ 「 はい、それはソロバンの練習の答えを書いています。 」
署員 「 ほんなら、その問題集ば持ってきてみ! 」
さすが、税務署員のソロバンは、すらすらと指が動きます。

「 何や? ほら見てみー ほとんど間違えとるタ~イ 😁 」
ヒゲ少年が部屋を出ると、中から税務署員たちのバ声が聞こえました。
「 こん家の息子は、ノータリンばい。 ははははは~ 😆 」

そう、冒頭の文章は、税務署からの差し押えの赤札光景でした。
映画 『 夜逃げ屋本舗 』 にも、登場するシーン。

ヒゲは、小学生にして極めて濃厚でレアな人生体験(笑)をしたのです。
そんなヒゲには、怖れていることがありました。
「 クラスの皆と一緒に、隣の藤園中学校に進級出来るのだろうか? 」
まぁ、世の中ようしたもので、最下位の人間も受け入れてくれました。(笑)
で、藤園中に入っても、人が増えただけで相変わらずの学年ビリボーイ。
そんなある日 ・・・ ??? 

~ ~ ~ つ づ く ~ ~ ~
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