田園で使っていた酒専用のリーチイン冷蔵庫は、3つのドアで分けられている。
右のドアには、新潟の酒。真ん中のドアには、全国各地の酒。
左のドアには、熊本を中心に九州の酒とキリンビールを置いていました。
で、『酒メニュー』の方も、この仕分けとリンクして表示しました。
だから、客が指差したメニューの位置が、そのまま冷蔵庫の位置と同じに。
ヒゲがカウンターに居なくても、サービス係が自力で見つけられる。
( ☟ 下段に、まだ続きがあります )
酒メニューは、蛇の目傘がふたつ並んだオシャレなデザイン。
当時の熊本では非常に珍しい、ラミネート加工の豪華版。
酒メニューを初めて渡された客は、驚きの表情です! 😲
「 なーに、これ~? 」
綺麗にするメンテも楽で良いのですが、新規の銘柄を追加したりの操作が
出来ないのがネックに。
なんでも、表があれば裏もあるもんですね。
当日の仕入れ材料が調理場へ渡ると、ヒゲはカウンターに座っての仕事が待っています。
その日の料理メニューを、作成しなければならないのです。
当時、熊本の和食店では滅多にお目に掛からないワープロを使って。(笑)
まぁ、現在では手書きメニューの方が珍重されますが。 💦💦
ワープロで気に入った機能は、上書き保存でした。
先ずは、前日のメニューが表示される。
それから、品切れしたものを削除し、当日の新規物を追加する。
必要な所だけを修正すればいいから、ありがたいもんでした。
田園みたいに、煩雑に献立が変わる店では、毎日更新する必要があったので。
今は、子供達にでも笑われそうな話ですが、当時では大変重宝なシステムでした。
一枚の原本を持ったスタッフが、6Fの事務所でコピーしてきます。
それを、献立表のファイルに入れ替えて出来上がります。
このワープロ打ちは、ヒゲが倒れるまで続きました。
その後の毎日の献立表は、カァちゃんに引き継がれ、PC利用に進歩するのでした。
余談ですが、酒メニュウの作成に携わったデザイナーは、ヒゲの自費出版の
『チェスノート』表紙のデザインも手掛けてくれました。
当時、デザインを勉強しながら、田園グループのアルバイトをしていた縁です。
母が集金に廻る時の車運転をしたり、調理場の手伝いでエビの殻剥きをしたりです。
今はキャッシュレスでカード払い中心ですが、当時の売掛金は集金が大半でした。
手土産もって、 「 今後ともごひいきにお願いします! 」 なんて。
黒塗りの乗用車を思い出すと、カァちゃんに話すと ・・・
「 結婚式当日、実家にお迎えに来てくれた車よね! 」 という事でした。
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私は会社と自宅のとスマホをリンクしてるのでPC1本です。
最近は居酒屋も洋食屋も筆ペンで書いたメニューが増えましたが、ヘタクソな字で読みづらいことしきり!
わざと崩したような字体、大きく書いたり小さく書いたり小学生か??
腕が良い料理人は字も上手なんて聞きましたが本当でしょうか?
データも残るしワープロ・PCの機械書きが大正解だと思います。ネットにも上げやすいですし。
姪っ子が習字大会で佳作なんて下を貰ったので、オジちゃんは天地人だったぞって言ったら、
???、今は差別を避けるために細分しないで賞をあげるそうです。
その分の労力を、もうちょっとマシな料理を作る方に傾けて貰いたいものだが。(笑)
アーティストを気取るよりも、足を運んでネタを探し、
あーっと驚くテイストを醸し出して欲しい。
そしたらメニュー描きの必要性もなくなるぐらいの来客かもしれませんネ。