田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

チェスとカーリング~平昌の闘い

2018-03-13 14:47:12 | ヒゲの盤上の世界
さてさて、ここは、平昌オリンピック・カーリング会場です。
それぞれのレーンでは、デジタル時計が動いています。
どうやら、選手の考慮時間を計測してるみたいです。
まるで、チェスの対局風景です。
まあ、ヒゲの時代は、数字ではなくアナログに時計の針が動いてましたが。
            

ゲームを観ていて気付いたのは、終盤戦です。
決めるのは、畢竟、『スキップ』の腕次第。
これって、将棋の闘いとそっくりです。
どんなに駒得して優勢でも、最後の最後、詰める技術がないと勝率は上がらない。
さぁ、日本女子カーリングチームは ・・・・・ 
最初は調子よくいってたのですが、リーグ戦後半はバテバテ。
予選通過は、アメリカ次第に。
そして、アメリカが痛恨のミスで負けて、日本は辛くも本選へ。

本選最初の相手は、韓国!  因縁の相手です。
韓国が喫した唯一の黒星の相手は、日本だったのですから。
リマッチの恨・意識丸出しの韓国チーム。
それはソウでしょう。
にっくき日本に、二度も負ける事は、国辱と言ってイイはず。

第一エンドで、いきなり韓国チームのビッグ・エンド。
その裏エンド、韓国チームはストーンをテイクアウトして弾き出す戦術に転じた。
いわゆるサークル内をクリーンにして、単純化するやり方ですね。
            

この戦術を見ていたら、70年代の関西チェス界を思い出した。
大阪で行われた例会での対局。
序盤そうそう駒得すると、ピース・アップした方は、ひたすら駒交換を狙います。
駒を減らして、局面を単純化するのです。
すると、逆転の目は、どんどん減る訳です。
最後には、最初の駒得の分がモノを言うことに。
これって、先ほどのカーリングで、有利になった韓国チームの戦術とそっくりです!

こうして敗れた日本チームは、銅メダルを賭けた闘いに。
相手の英国チームは、デフェンシブな戦術を採用した。
消極的にドローを狙う作戦です。
そして、最終エンド。
投じることもなく、ドローが確定しているシツエーションです。
それまでの英国チームの防護的な様子から、誰もが延長戦を思った。
ところが、英チームは、なぜか突然強気に転じた。
そして、英国の美人スキップの投じたストーンは、狭いコースを抜けて目標物に向かった。
                   
その時、ストーンが、おもいがけず急カーブを。
味方のNo.1ストーンにドン!
その石にぶつかられた日本のストーンは、押されるようにNo.1に。
何とオウンゴールです!
なんという逆転サヨナラのラスト・ストーン。
その瞬間、美人スキップは、地獄にストンと落ちたのでした。
テレビでは、昼夜、そのオウンゴールのシーンが繰り返された。
                  

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