【 熊日の熊本弁まっだしのコーナー 】
或る日の投稿は、《 でくるしこで 笹崎文子さん81歳 》
今年ゃちっとでんよか年になるごつて思て、新年は木原不動尊と地元の神社に、
日頃の感謝とご守護ば願い、いつになくおみくじば引いたら “ 吉 ” だった。
長引くコロナん時代ば、「 普通でよか、でくるしこで(できるだけで)よか。
ぼちぼちしなはり(しなさい) 」 て教えられたごつ思た。
偶然ですが、同日の見開きの反対側に 【 英語で熊本弁 in English 】の
コーナーがあり、『 シコ 』 の英訳が書いてある。
『 〜しこ 』の意味は、 〜だけ ・ 〜ばかり。
英語では、 just ( ジャストウ)
活用例 ・・・ You just have to get the job done.
「 しごつは、できたしこでよかばい。 」
(訳) 「 仕事は、できた分だけでいいですよ。」
~~~ 武田州幸氏著「熊本弁と英語のCollaboration 」より ~~~
この、でくるしこ と ぼちぼち。
熊本県らしい牧歌的でほのぼのとした雰囲気を醸し出しています。
どちらを向いても見知った人達に囲まれ、無理せずに適当にしときなっせ。
なるほど、喰うのには困らない熊本の歴史観がうかがえます。
しかし、この “ ナァ〜ナァ~ ” の気質は諸刃の剣。
気安く妥協する県民性が生じる面も。
「 まぁまぁ、今度も自民党でキャア行こたい。 」
問題は、こんな柔らかい風土で育った男の子が、関門海峡を渡った時です。
どちらを向いても見知らぬ人達相手に、「でくるしこ」と言うフレーズは通用しない。
「 でくるまでしろ! 」 と都会の風が厳しいはず。
そうして、「 あゝ、熊本のいなかに、ボチボチ帰ろごた~る。 」 と。
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