昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

わたしの見た、おフランス・パリcity (旅行記) 四十七

2013-08-02 21:45:10 | よもやま話


(四十七)

地下道を通って、シャンゼリゼ通りです。

おっと! ありました、ありました。
超高級ブランド、ブランドの中のブランド、……何だったっけ? 

ほら、あれですよ、あれ。シャ…シェ……∞ に似たロゴの…シャネル! 
シャネルの店ですよ。やっと、出てきた。まるで縁がないもので、時間がかかっちゃった。

他のお店が開いているというのに、まだ開店前です。それでは、ちょっと、ご挨拶を。
といことで、ハートマークをウィンドに描いておきました。
息を吹きかければ浮き出てくると思いますよ。へへへ……

今度は、日本のブランドです。LEXUSです。
中に、一台展示してありました。店員さんが居ましたが、所在なげです。

でも、なんだか嬉しくなりました。走るLEXUSは、とうとう見かけませんでしたが。
頑張れ、LEXUS! 頑張れ、日本車! 


この凱旋門、どこから撮ったものだったか……? 

パリの中心街は、もうシャンゼリゼ通りではないのでしょうか? 
思ったよりも、人通りが少ないのです。

それともう一つ、マナーの問題というべきか、文化の違いと言うべきか、くわえ煙草で歩く人が結構居るのです。
それも観光客ではなく、フランス人のように見えます。

あぁそう言えば、あちこちに灰皿が設置してありましたね。
煙草好きのお国柄なんですね。だけど、子どもの目線になるんですけどねえ。

あれ? ちょっと待てよ。そう言えば、子どもを、たった一人の子どもも見かけないぞ。
いくら平日とは言え、学校の帰りぐらいは見かけそうなものだろうに。

あぁ、ガイドさんが言ってたな。
「フランスでは、学校へは親が車で送り迎えします」

えっと、あれが、確かプランタンというデパートだったよな。
なんだか、そんな雰囲気をまるで感じないけれど。

日本でも、まるでデパートに縁のないわたしです。
どうせ日本語が通じないのでは、入ってもまごつくだけだし、とやめました。

ところが、先日のことです。
偶然のテレビ番組で、元フジテレビアナウンサーの○○江里子さんが、プランタンに居たとというじゃないですか。

六月一日が、バーゲン開始の日だとかで、その下見に来ていたとか。
時間がね、合っていたのかどうか分かりませんが、ひょっとして中に居たら、逢えた? 残念! なんて、またミーハーなことを。

そんなことより、ユニクロはどこだ? パリにも店を出しているんじゃないのか? 
結局見つけられずにいると、見覚えのあるロゴを見つけました。

H&M ここも安売り店でしたよね。一応、フランスはパリの店なんだから。
日本資本のユニクロにしたかったのですが(愛国者でしょ?)仕方ない。

一階は、女性向け商品ばかりのようです。エスカレーターで、二階に上がっていきました。
おー! ある、ある、あるぞ! 

Tシャツに、柄入りカッターシャツだ(何というんですか?)。
トレーナーもあるじゃないか、寒いせいか? 

ポロシャツは…どこだ…? と、ありました。
うへえ! すごい種類だ、こりゃ。迷っちゃいますねえ、これでは。

赤の入ったポロシャツで、そうだな、二色がいいかな? 
今夜に着ていくものだから……、よし! これにしよう。

横縞模様で、赤と黒でいこう。スタンダールの名作、[赤と黒]にちなもうか。
今夜は、ムーラン・ルージュだ。「愛の囚人」って、踊り子さんは分かってくれるだろうか? ちょっと、キザかな? 

なんて、一人悦に入る私でした。ちなみに、ホテルでの朝食風景時に着ていたのが、このポロシャツです。
おっ! なんて、嬉しいんだ。サングラスが置いてある。
良いジャン、良いジャン! モスグリーンのフレームが、良いジャン!

ということで、合計29.90ユーロでした。ざっと、七千円というところですか。
プチ贅沢ですが、ま、良いでしょう。洒落た上袋に入れて貰い、颯爽と店を出ました。

時計を持っていないので、携帯電話も置いてきたので、時間があやふやですが、そろそろお昼近くではないでしょうかね。
どうにも、時計が飾られていないんですよね。不便です、こういうところは。

ではでは、カフェにでも入って、コーヒーをすすりながら凱旋門でも眺めましょうか。
あれれれ、見えませんよ、凱旋門。

歩いていれば見えますが、椅子に腰掛けるとなると、街路樹やらテントの屋根やらが邪魔するみたいです。
うーん、どうしたものか……。

ホントのことを言います。入るのが、億劫になってきているのです。
ガイドさんの忠告が耳にこびりついていて、面倒になってます。

それともう一つ、チップにウンザリしてきています。
10%でしたっけ? 料金の。何でだよ! と、少々腹立ちです。

「マックの店なら要らないよ」
知人に聞かされています。そこにしようかな、とも考えはしました。

店先に、写真のメニューがあります。ありますが、チンプンカンプンです。
メガネを持参していないので、ぼやけてしまってはっきりしません。

フィレオフィッシュやらてりやきバーガーって、ありましたかね? 
これもまた、億劫になってしまって、素通りしてしまいました。

「この道を渡れば、向こう側に行けば、あのラーメンが食べられるかも?」
一瞬、過ぎりました。過ぎりましたが、「フランス人向けの味だったら…」と、足が向きませんでした。

若い頃なら、九分九厘言ったと思います。おっと、赤信号になっちゃった。
路地から車が大通りに出て行くよ。まただ、またバイクが無茶なことを。

えっ、えっ、えぇぇ! ちょっと待ってよ。危ないよ、まだ赤だよ。
いくら車が途切れたからって、ねえ、パリジェンヌ! 

うわっ! 「みんなで渡れば怖いくない」っての? 大挙して渡っていくよ。
赤だってば、ねえ。

「フランス人は、信号は気にしていません。無視しています」
ほんとだったよ、無視してるよ。車が来なければ渡っちゃうんだ。

日本人は違いますよ、ルールをキチンと守る国民なんですから。
わたしも、グッと抑えて、青になるまで留まりました。


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