しかし、わたは嫌だった。なにより臭い。体に染みつく、ツンとくるにおいには閉口した。 . . . 本文を読む
「女を抱いたことがあるかと水を向けたら、はじめのうちこそ『女なんて下等な動物との交わりなど』と粋がっておったが、わしが、○刑じゃ○刑じゃと脅しをかけたら、真っ青な顔をして本音をポロリともらしよった。 . . . 本文を読む
=Existence Value=
”Existence Value”ということを意識しはじめたのは、高一の後半だったろうか? 頂点は、高二の夏休みと思う。
そのころ某大学内において、ガン細胞を植え付けたハツカネズミどもの世話(バイト)をしていた。「くれぐれも気をつけて!」と、毎日のように言われていた。
わたしを気遣ってのことではない。
ネズミの世話で手を . . . 本文を読む