ボク、みつけたよ! (三十六) 2022-01-30 08:00:22 | 物語り どうしたと思います? そうなんです、そのまま脱兎のごとくに、誰にも何も言わず、教室を飛び出したわけです。 . . . 本文を読む
水たまりの中の青空 ~第二部~ (百九十) 2022-01-27 08:00:18 | 物語り 昭和初期に、たび重なる飢饉におそわれた東北地方。 このことにともない女衒を仲介とした身売りが横行した。 この世相に憂えた青年将校たちによるクーデター未遂、昭和十一年に二・二六事件が起きた。 . . . 本文を読む
水たまりの中の青空 ~第二部~ (百八十九) 2022-01-26 08:00:53 | 物語り 幅4尺ほどの片袖机が一つと、かべ際には書棚があり、部屋の中央にはソファとテーブルが置いてある。 その部屋に「助役、助役」と若い男が駆け込んだ。 . . . 本文を読む
水たまりの中の青空 ~第二部~ (百八十八) 2022-01-25 08:00:59 | 物語り 「その先物取引の借金をチャラにしたのは、御手洗なんだよ」 「な、な、な、、、」。 言葉が出ない、思いも寄らぬことを告げられた。 . . . 本文を読む
ボク、みつけたよ! (三十四) 2022-01-23 08:00:34 | 物語り そんなある日のことです。降りる段になって、定期券を忘れてきたことに気が付きました。 もう、ドキドキですよ。 「ていきけん、わすれました。ごめんなさい」。 . . . 本文を読む
ボク、みつけたよ! (三十三) 2022-01-22 08:00:34 | 物語り 次なる場所は、福岡県久留米市篠山小学校、です。 ここには特産品がありまして。それをご存じですか? 素晴らしい! . . . 本文を読む
水たまりの中の青空 ~第二部~ (百八十七) 2022-01-20 08:00:37 | 物語り 板間に上がりこんだ五平は、両手をついて 「わたし、富士商会の加藤五平と申します」と挨拶した。 思いもかけぬその所作に、茂作の思考が止まった。 . . . 本文を読む
水たまりの中の青空 ~第二部~ (百八十六) 2022-01-19 08:00:05 | 物語り 突き抜けるような青空が、五平には眩しく感じられる。黄金色に揺れる稲穂を見るにつれ、胸の奥に痛みを感じ始めた。 . . . 本文を読む