「はいはい。いよいよお次は、この一座のスターさんだよ。〇〇山という霊山にて生息していたこのへび女を…」
網の下をくぐり抜けようとする男の子を、手慣れた仕草で制した。
. . . 本文を読む
小さな箱の窓から井戸の中を覗き込むものだったのだが、
「さあさあ、順番をキチンと守ってよ。
さあ見えた人はお次の方が待ってるからね。
はいはい、お行儀良くお願いしますよ」
と、せき立てられた。
. . . 本文を読む
お忘れかもしれませんねえ。前回のキモをば少しだけ。
――――「みんな。これに、歌詞を付けてよ。みんなで歌おうよ。それで、卒業後も同窓会の時なんかにさ、校歌と一緒に…」
「なんだよ、それ。許可、貰ってんのかよ」友人の声を遮って、Sが咎めた。
「許可って、そんなの…。卒業したら、みんな別れちゃうんだし。
良い思い出になればと思ってるんだ。このメロディが気に入らなきゃ、替え歌でも良いと思うんだ」
そしてその後、女子の文字で歌詞が書きこまれたけれども、卒業に至っても誰も歌うことはなかった。
以来クラスの中での友人は浮いた存在となってしまい、その友である私は変人扱いされる始末だった。
. . . 本文を読む
橿原神宮という名前を知ったのは、高校時代のことです。
正直の所、伊勢神宮やら出雲大社といった有名神社ではないですよね。
初詣で賑わう、明治神宮・成田山新勝寺そして川崎大師が有名ですものね。
ですがね、橿原神宮は、非常に大切な一面を持つ神宮なのですよ。
. . . 本文を読む
ホテルに到着したのは、午後7時前ぐらいでしたかね。
岸和田SAからは20分ぐらいだったかな、少しの時間で着きました。
片側2車線の道路でセンターラインが仕切られていましたから、大回りして入り込みました。
. . . 本文を読む
そもそもの出会いは、2016年の1月に、箱根のポーラ美術館に行った時のことです。
マリーアントワネット王妃に惹かれているわたしは、あの頃のファッションが知りたくてポーラ美術館に出かけました。
まあそのことについては過去において書き込んでいますので、興味のある方は遡ってみてください。
2016年12月3日より、「モダン・ビューティ」として発信しています . . . 本文を読む