さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

持続可能な移民政策?

2019-08-20 | 社会・経済



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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です



今年の4月から入管法他が改正(?)され、日本が実質、移民の受け入れを始めたことについて、以前の記事で何回かにわたり述べさせて頂きました

その後、どうなっているのか


今のところ、昨年法案をゴリ押しして通したことからも、ある程度想像はできていたんですが、あわてて作った感が否めないところがやはりあり、一部を除いては法律に制度的な実態が追いついていない感じです

現行の技能実習法との間にも矛盾点が見られ、受け入れ側の体制も整わず、一気に外国人がやってきた、というような感じではありません

細かい話はまた別の機会にいたしますが、現場を見ていると、本当に一部の人たちの利権のため、役人、政治家の天下り先の新設が目的の一部であったことを実感します





さて、本日はちょっと別な視点で外国人労働者の受け入れ拡大について述べてみたいと思います

『キツイ、キタナイ、キケン』

な仕事を

『3K職業』

なんて言って、若者がやりたがらない…

そんなことが世間で言われ始めたのはどうでしょう、20年前くらい?、もう少し前かな

建設業界の、現場仕事などの道へ進む若者が減って行った…

本当に現在外国人労働者に頼らざるを得ないほど日本人の労働力が不足しているか、ということについては議論が必要だと思いますが、現実に建設や農業などの現場では、日本人を募集しても集まらない、来てもすぐにやめてしまう、といった話ばかりを聞くわけです


外国人労働者の受け入れ…

もともとこの『体のいい出稼ぎ労働者の受け入れ』は、インドネシアを中心に若者の技術習得、みたいなことを建前に始まったわけですが、その後爆発的に中国人の技能実習生が増えて行きました

中国人は、日本語が通じなくても漢字である程度、意思の疎通ができるとか、中国側の『送出機関』と呼ばれる人材派遣業兼、日本語講習施設みたいな団体がいち早く日本の制度に対応し、力も強かったということがあったのだと思います

ところが、数年前から都市部の人や、地方も含め若い中国人の人材が集まりにくくなってきたのです

理由は世界有数の経済大国ですから、都市部の若い人材は、日本に出稼ぎに出る必要がない、キツイ仕事はいやだ、ということです

そういう中で人を集めようと思えば、自ずと地方の農村などの割と貧しい層の人たちに募集をかける、ということになります



決して差別的な話をするわけではありません

それでも実際、都市部と地方の農村の教育の差は明らかにあり、日本にやってきてもうまくやれない人たちが増えました

失踪する人も増えました


そうなれば日本の企業側も、中国からの技能実習生の受け入れを避けるようになり、ベトナムからの人材募集へとシフトしていったわけです

結果、今ではベトナムからの技能実習生が一番多くなっているわけですが、そのベトナムでも

『キツイ仕事はいやだ』

という若者が増え、建設系の職種には人材が集まりにくい、って状況が生まれ始めています

ベトナムの大手送出機関などでは、建設系には人材を派遣しない、というようなところもあるようです

フィリピンもすでに似たような状況です


高度経済成長を終え、日本は豊になった、でもそうしたら若者がキツイ仕事をやりたがらなくなった…

で、中国人にその代わりを求めたら、中国人もわざわざ日本へ行ってキツイ仕事はやりたくない、と人が集まりにくくなった…

で、次にベトナムに人材を求めたら、わずか数年で建設業などのキツイ、と思われる仕事には人が集まらなくなりつつある…


で、今はミャンマーやカンボジア、などにシフトしつつある…


さて、じゃあ具体的にどうしたらいいんだ!

ってことですが…


どうしたらいいんでしょ?



御免!



コメント (4)
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