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こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です
本日から新カテ
『隅田川のいきものたち』
と題してシリーズでお送りしたいと思っています
小平次が隅田川のほとりに住み始めて早6年
以前は神奈川県の藤沢に長く住んでおりました
湘南、なんて言われまして、もてはやされたりもしていますが、水質は、悪くはありませんが、伊豆の海なんかに比べればそんなに綺麗じゃありません
それでも日本の近海魚介類はほぼ出会うことができると思います
しかし!
隅田川!
かつて高度経済成長の犠牲となり、公害により汚染され、近くを通るだけで鼻をつままなければならないほどの悪臭を放つ『死の川』に成り果てた時期もありました
ゴジラ対ヘドラ
なんて映画もできました
それでも30年くらい前からですかね、水質が少しずつ改善され、魚や他の生き物たちも戻って来たようです
そこで!
今、隅田川にはどんな生き物が生息しているのか
小平次なりの方法で調べててみよう!
というシリーズです
どれくらいの調査ができるかはわかりませんが、がんばりまーーーす!
で、その第1回目
WIKIから隅田川について簡単な豆知識
『隅田川(すみだがわ)は、東京都北区の岩淵水門で荒川から分岐し、東京湾に注ぐ全長23.5kmの一級河川である。途中で新河岸川・石神井川・神田川・日本橋川などの支流河川と合流する。古くは墨田川、角田川とも書いた』
歴史については学べば面白いことがたくさんありますが、本カテとはあまり関係ないのでまたあらためて
今回の調査場所は
荒川区南千住 汐入付近
奥に見えるのが隅田川の本流です
隅田川は実にのっぺりとした川で、生き物たちが暮らしやすい石だとか障害物、水草、そういったものが少ないのです
その点、この汐入付近は、都立公園などもあり、下記写真のように人工的に入り江を造り、生き物たちの生息できる環境を整えています
河口の晴海ふ頭からは12キロくらい上流です
これ以上上流に行きますと、荒川との分岐も近くなり、荒川には相当な種の生き物がいると思われ、墨田川のいきもの、とは言えなくなってしまいますのでこのあたりで
調査方法は当然
『釣り』!
と、今回上州屋で購入した『エビ網』という秘密兵器
スズキやハゼ、のような汽水の魚がいるのはすでに以前の記事で書いた通り、自分で釣って確認しておりますので、今回はミミズをエサにブッコミ釣りで、淡水の魚を狙ってみます
網の方には生のサケハラスをエサ袋につめ込み、セット完了
と、ここで悲劇が!
エビ網にロープを結ぼうとしていたら突風が吹き、筒状のエビ網がコロコロ… ポチャ…
あああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーー!
入り江の水中に落ちてしまいました!
ここが浅いのはわかっているので、何とかタモ網で掬えないかとやってみますがダメ…
ぶっこみ仕掛けを引き上げ、仕掛けを引っかけて回収を試みますがダメ…
普段、いやっていうほど根掛かりとかするのに、こんな時に限って引っかかりません
うーーーん…
ひとまず諦め、ブッコミ釣りに専念
辺りも暗くなってきました
時折、飛翔するコウモリがラインにあたり、鈴が『リン』と一瞬だけ鳴ったりします
そのたびに少しドキッ、としますがアタリではありません
その後2時間ほど粘りましたがアタリなしです…
やむなく撤収
しかし!
小平次はエビ網を諦めたわけではありません
幸いにして落ちたのは入り江内なので、流されることもないでしょう
どっちにしても一晩仕掛けておくつもりだったので、家に帰ってからエビ網奪還作戦を考えます
そして翌日
ロープにルアーをくくりつけたエビ網奪還作戦の秘密兵器
これをエビ網が沈んでいると思われる辺りに投げ入れ、底を引きずるように寄せてくると
クン
お、何か引っかかった
引き揚げますと、見事!
昨夜落としたエビ網です!!
しかもなんか入ってる
で、ここで網に入っている状態の写真を撮れば良かったんですが、あまりの嬉しさに忘れて、すぐにバケツへ移動させてしまいました
で、その結果がこれ
2匹のモクズガニと、なんだかにょろにょろ系の生き物、一瞬ハゼかとも思ったんですが正体は
なんとオタマジャクシ
これが7匹も入ってました!
それぞれの個体は、すでに足や手が生えていました
でも種類がわからない
なんてカエルのオタマジャクシだろう
大きさは一番大きいやつで7センチ位、結構大きいです
実際に見た記憶と、横から撮った写真を色々検索して調べてみましたが、トノサマガエルのオタマジャクシと見比べてみますと
だいぶ近い気がします
しかし!
こんな地べたにおいて撮影して調査、ではだめですね…
スズキのような大型魚は無理ですが、観察用の水槽みたいのを準備してやるべきでした… 反省…
上のオタマジャクシ、なんのオタマジャクシかわかる方がいらしたらぜひ教えてくださいませ
このあと、オタマジャクシは川に返し、モクズガニは夜、蒸して食べました
濃厚なミソがめちゃくちゃ美味い!
さすが上海蟹の同属
さて、この他に、水面をパクパクしてたボラをタモ網で捕獲しましたので一種加えます
さらに、石積みの土手にウロウロしていたカニを撮影
このカニは何という種でしょうか
検索して調べてみました
スマホで撮った写真を拡大して比較しますとベンケイガニの仲間であることは間違いない感じですが、この写真では名前まではわかりません とほほ…
この場所にはたくさんいそうなので、次回はしっかりと観察できるよう準備したいと思います
さて
こここまでで、現時点で小平次が確認した隅田川のいきもの
以前、すでに釣り上げていた
スズキ
マハゼ
ということで、現在確認済みの隅田川のいきもの
①スズキ
②マハゼ
③モクズガニ
④オタマジャクシ(トノサマガエル?)
⑤ベンケイガニの仲間(クロベンケイガニ?)
⑥ボラ
の6種
この他にも目視しているいきものはいますが、このシリーズでは何かしらの方法で捕獲し、できる限り名前の確証を得たものをご紹介したいと思います
と言いつつ、初回はぐだぐだな調査報告になってしまいました… ごめんなさい
次回がんばります!
御免!
仕掛けの回収劇楽しく読ませて頂きました。
特定外来生物のウシガエルのおたまじゃくしになりますね…
残念ながら23区では在来のカエルはなかなか見かけないです。せいぜいヒキガエル位でアマガエルを見れたら大金星ではないでしょうか?
当方、カエル好きなためついつい話が偏ってしまいます。失礼しました。
確かに戦前食用に北米から移入させたウシガエルです。
かつて、食用ガエルと呼んでましたよね。
小さい頃コイツの親をとって売ってたことを思い出します。
一人で水辺の活動、危険なこともありますから、十分お気をつけてください。
道具よりも命優先です。
はじめまして!
ありがとうございます!
そうですかー!
ウシガエルですか!
いや、大きさからそうかなあ、とは少し思っていたんですが、素人ながらに調べてみますと、ウシガエルはオタマジャクシの時期が2年あるとか…
今回の個体は小さいものにも足が生えていたので違うかな、と思ってみたり、2年かけてカエルになるなら今の時期オタマジャクシでいるのもアリなのか、とか
ウシガエルと確定としても、ちょっと疑問が残るのですが、この場所にカエルが生息できるような所は、人工的に植えた葦の湿地しかなく、そこはどうでしょう、40平米もないと思います
一晩でこれだけのオタマジャクシが網に入るということは、もっとたくさんいるのでないか、と思いますが、そんな狭い場所限定で生きていけるものなのだろうか…
という疑問です
この場所は、確実にスズキなどの数が多いと思われますので、あと、多分ウナギもいます
ほとんどが食べられてしまっているのでしょうか…
上流で合流する荒川を上れば、カエルが生息できる環境はふんだんにあると思われますが、結構な距離もありますし…
次回はカエルの個体も探してみます!
お越しいただき、さらにカエルの種も教えて頂き本当にありがとうございました!
よろしければ、今後もアドバイス頂ければ幸いに存じます
ありがとうございました!
コメントありがとうございます!
その昔死の川に成り果てた隅田川、そこに今どんな生き物がいるのか、前々から興味はあったのですが、実際に自分で調べてみようと思ったのは、間違いなく私魚人さんの影響です!
今後も私魚人さんのブログを参考にさせて頂きながら少しずつやってまいりたいと思います
『一人で水辺の活動、危険なこともありますから、十分お気をつけてください』
ありがとうございます!
肝に銘じます!
ありがとうございました
小生、釣りの趣味はないので、ママチャリで橋を見に行くのを楽しみにしています。下流は相生橋で上流は千住大橋までが守備範囲です。途中のおんぼろ造船所もなかなかの風情です。
おはようございます!
コメントありがとうございました
守備範囲をお伺いすると、わりとご近所さんですね!
それにしても相生橋から千住大橋って、結構な距離じゃないですか!
ママチャリで移動となるとなかなかの運動になりますね
ちょっと私には無理そうです
以前、汚染され、とても生き物が生息できるような川でなくなりましたが、だいぶ戻ってきているようです
30年くらい前にサンマが大量に入り込んできて、近所の人が釣りまくった、なんてニュースをみた記憶もあります
これから少しずつ生き物を調査していきますので、宜しくお願いします
ありがとうございました