こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です
本日はこんなニュース
「クソ野郎」ツイートは名誉毀損 れいわ大石晃子共同代表に22万円賠償命令 東京地裁、山口敬之氏の訴え一部認める
この記事は、ジャーナリストの伊藤詩織さんが、2015年4月に元TBSワシントン支局長の山口某から性的暴行を受けたとして被害届を出した際、警視庁高輪署は準強姦容疑で逮捕状を取ったが、同庁刑事部長だった中村格の指示で逮捕状の執行を見送ったという事件について、れいわ新撰組の大石晃子議員が、山口某に対し、「クソ野郎」とツイートし、名誉棄損との判決を受けた、という記事です
まあ、クソ野郎はいけませんね
味方してくれる人も味方できなくなってしまう
そもそもの事件の経緯
ジャーナリストを志していた伊藤さんが、知人を介して元TBSワシントン支局長の山口某を紹介してもらった
その後、アメリカにいた山口某が、「ヤボ用で日本に帰るので、会ってお話しませんか」と伊藤さんに連絡、恵比寿だかで1件目に居酒屋、2件目に寿司屋、寿司屋を出たところで伊藤さんがかなり酩酊、山口某がそのまま伊藤さんを連れ、自分の宿泊していた白金の都ホテルへ連れて行った
酩酊していた伊藤さんは、この間の記憶が殆ど無く、気が付いた時には、山口某が伊藤さんに性行為に及んでいた
この辺までは、山口某が「伊藤さんから誘ってきた」と言う点を除けばほぼ事実として双方が認めている事です
伊藤さんは、この事件に対し、デートディープドラッグなどを使用され、無理やり性行為をされたとして、警察へ被害届をだした
警視庁高輪警察が捜査を行い、その結果、逮捕状をとり、山口某を逮捕すべく、アメリカから帰国するところを成田空港で待ち構えていたところ、警視庁刑事部長、中村格(後の警察庁長官・安倍元首相暗殺事件での警備体制不備の責任を取る形で辞任)が逮捕中止命令を出し、直前で中止となった
その後は警視庁の捜査一課が捜査を行い、結果不起訴となり、伊藤さんが検察審査会などに申し立てを行うも、結果は覆らず不起訴、伊藤さんは民事にて訴訟を起こし、民事においては伊藤さんの主張が認められ、山口某に損害賠償命令が下され、確定した
この事件は、逮捕状が出た後に、刑事部長一人の判断で逮捕が中止になる、というのも異例なことで、その刑事部長、後に菅政権時に警察庁長官となる中村格が、当時から安倍・菅政権、官邸の忠犬と言われるような人物であったのと、当の山口某が、安倍さんの秘書官のごときに近い存在のジャーナリストであったため、事件をもみ消したのでは?と話題になりました(今も続いている)
で、その間、山口某が、伊藤さんに対し、逆に名誉棄損として損害賠償請求訴訟を起こした時に、件の大石晃子議員が『クソ野郎』と言ってしまったわけです
れいわ新選組の主張すべてに賛同はできませんが、消費税廃止、インボイス中止、積極財政をうたうれいわ新撰組は応援してますし、支持者も少しずつ増えています
その分、少数政党のわりにはアンチも多く、こういう表現はアンチを活気づかせてしまいますし、支持者も限定的になりかねなくなります
冷静な対応をお願いしたいと思います
さて、大石さんはともかく、山口某は本当に『クソ野郎』なのでしょうか
所轄の高輪署が捜査を行い、証拠を集め、検察官が申請し、裁判官が逮捕して良いと判断したものが一刑事部長の判断(中村格はおそらく捜査資料をロクに見ていない)で逮捕が中止になるのも釈然としません
密室の中の出来事については、ご本人たちにしかわからないことですが、公開されている情報からわかることもあります
まず、酩酊した伊藤さんと山口某を恵比寿から都ホテルまで乗せたタクシードライバーの証言
『「都ホテルに行ってくれ」と言う山口氏に対し、伊藤さんが「その前に駅で降ろしてください」と複数回言っていた。ホテルで動かなくなった伊藤さんを山口氏が引きずり出すように車から降ろした』
なんか、これだけでアウトって気もしますが…
次に、都ホテルドアマンの陳述書
『その時に手前に座っていた男性と目が合い、怖い印象を受けました。そして、奥に座った女性に腕を引っ張るようにして降りるように促していた
詩織さんは運転手に「近くの駅まで」と言ったが、山口記者は「部屋を取ってある」と返し、タクシーは彼の指示に従ってここまでやってきたのだ。
女性の方は(中略)「そうじするの、そうじするの、私が汚しちゃったんだから、綺麗にするの」という様なことを言っていました。当初、何となく幼児の片言みたいに聞こえ、「何があったのかな」と思っていたら、車内の運転席の後ろの床に吐しゃ物がありました
山口記者は詩織さんの腕を引っ張って、無理やり車外へ連れ出そうという動きを取る。
〈女性は左側のドアから降ろされる時、降りるのを拒むような素振りをしました。「綺麗にしなきゃ、綺麗にしなきゃ」とまだ言っていたので、座席にとどまって車内を掃除しようとしていたのか、あるいはそれを口実に逃げようとしているのか、と思いました。それを、男性が腕をつかんで「いいから」と言いました〉
〈足元がフラフラで、自分では歩けず、しっかりした意識の無い、へべれけの、完全に酩酊されている状態でした。「綺麗にしなきゃ、綺麗にしなきゃ」という様な言葉を言っていましたが、そのままホテル入口へ引っ張られ、「うわーん」と泣き声のような声を上げたのを覚えています〉〈客観的に見て、これは女性が不本意に連れ込まれていると確信しました』
伊藤さんが酩酊はしているものの、かなりの無理やり感があります
小平次は警察署で陳述書を書いたことが何度かありますが(刑事事件)、警察は自分の進めたい方向にこちらを誘導的に聞き取りしますが、それでもウソまで書くわけでもなく、まして一般人であれば、自分の陳述が裁判に影響するという事は結構なプレッシャーですので、なおさら自分の証言には慎重になります
さて、こういった証言や、伊藤さん自身の著書や証言の矛盾などをつき、『ハニートラップ』だとかいう人も大勢いましたし、今も誹謗中傷とまではいかずとも、伊藤さんのアンチも多いようです
真相はなかなかわかりかねますが、小平次はこう思います
自分を頼って就職の相談に来た、親娘ほどの年の差のある女性が、会食中に酩酊した
そうしたら大人の男としてどうしますかね
この時点でタクシー乗らせて帰らせるとか小平次だったらしますね
(酩酊、泥酔した人を送って目的地に着いても眠りこけて起きない客はドライバーにとってほんと、困りものなんですが、そのあたりのことは『タクシードライバー日記』で)
また、酩酊がひどく、一人で帰らせるのが心配だったのなら、何で別室をとって休ませるとかせず、しかも自分の部屋で性行為に及んじゃうんですかね(山口某も性行為自体は認めている)
もし、伊藤さんから誘った、という山口某の証言が正しかったとしても、酩酊した、娘ほどの歳の女性とそういう行為に及んじゃうって、大人の男としてカッコ悪すぎます
その上、あとで訴えられるなんて、恥ずかし過ぎて切腹モンです
誘われたとしても、今度酔っていない時に誘ってね、くらい言って、スマートに拒否して帰らせる、小平次だったらそうしますけどね
さて、いつも言うことですが、強権によって事実が捻じ曲げられたり、自由が奪われるほど残酷なことはありません
実際『クソ野郎』だったのかどうか
どうなんでしょ?
御免!
行儀の良い模範的な学級委員を目指す日本の風土がありますね。
「れいわ」の剛速球の直球しか投げないヤンチャ戦法は、自分には分かり易いです。
参政党を応援してますが、「れいわ」にもエールを送りたいです。
正装した立派な人より、「真実」を語る下働きに魅力を感じます。
コメントありがとうございます♬
私はれいわも参政党も、かなり賛同できるものがあるのですが、私にとって最も重要なこととして皇室のこれからのことについては一致できません。
ですが、デマ太郎がいまだ次期総理候補で支持率が高いとか聞きますととにかく風穴をあけて欲しいと願っています。
大事なのは和以貴為、れいわも参政党も風穴をあけつつ、聴く耳を持ってほしい、と思っています。