EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

HAMMER IT OUT ANTHOLOGY

2014-06-11 15:20:56 | Keith Emerson関連
HAMMER IT OUT ANTHOLOGY


プラケースを開いた状態
2枚でも薄いケース仕様


2005年リリースのキース・エマーソンの2枚組ベストアルバムです。
英国のcastle盤になります。

ザ・ナイス以前の曲も収録されています。

このアンソロジーアルバムを制作するにあたり、
キースがどの程度関与していたかは解りかねますが、
ブックレットには、1曲ごとのキースの解説が載っています。

ヴォーカル曲が2曲しか収録されていないというのが、
特徴の一つです。

しかも、そのヴォーカル曲は、
「I’m a man」と「Desde La Vida」というのですから、
とてもじゃないけど、ヴォーカル入りの代表曲と言えるものではないですよね。

そのため、リリースされた頃は、
またまたグレッグとの確執を引きずっているのではないかと、
言う話も出ていたように思います。

実際は、制作者のコダワリだと思いますね。

あくまでも、キーボードプレイヤーとしてのキースの音を、
集中して聴くことに狙いを定めたアンソロジーを作りたかったのではないかと考えます。

そもそもキースが選曲に積極的に関与していたら、
「I’m a man」が収録されたりはしないでしょうからね。

ただ、グレッグとカールそれぞれの2枚組のアンソロジーCDが、
ライノから先にリリースされており、
当然、その中にはEL&Pの曲も収録されていますので、
それらの曲群となるべく重ならないよう考慮した結果であるとも言えます。
(重なっている曲も実際にはありますね。)

グレッグとカールの2枚組のアンソロジーCDは、
このブログでは既に取り上げていますが、
グレッグのものは、何年か前に、ジャケットもリニューアルされて、
薄いタイプのプラケースになりました。

カールのものは、数ヶ月前ぐらいに、収録曲を若干差し替えして再リリースされているようです。
これは、まだ手にしていないので、その仕様は解りかねますね。

キースのこのアンソロジーは、まだ再リリースされていません。

リリースからおよそ9年になりますので、
このアンソロジーが、何らかの形で出てくると面白いですが、
後発の「At the Movies」の方が、
今年の夏に再リリースが決定していて大手通販サイトでも予約受付中なので、
再リリースされないまま、終わってしまう可能性もあります。

3(スリー)の「オン・マイ・ウェイ・ホーム」が仕上がる前のインストの曲等もあり、
ファンであれば、買って損はないアンソロジーアルバムですね。

以上。

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