EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

大人のロック! 2005 Autumn vol.4

2012-03-13 11:04:54 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
大人のロック! 2005 Autumn vol.4


画像 ジミヘンの下に名前のあるビリー・ジョエルは、
EL&Pが嫌いだという話を耳にしたわ


前々回、2005年に出版された雑誌を取り上げたばかりで大変恐縮ですが、
時間もなかったので、本日は、これを紹介する事にしました。

EL&Pのディスコグラフィーが「大人のロック」誌上において、
カラーで初めて掲載された号ですね。

ディスコグラフィーの前の頁に、
来日直前のキース・エマーソンへのインタビューがあるのですが、
そのついでにEL&Pのアルバムを紹介したと言う感じですかね。

大人のロックも、
この号で、vol.4になっていたわけですが、
私なども、その当時は、いつEL&Pが出てくるのかと、心待ちにしていたわけです。
ようやく取り上げてくれたという感じでしたね。

そもそも、
このタイプの雑誌を読んだりする方々は、
その多くが70年代のロックの洗礼を受けた方であると推定いたします。

そのため、
お気に入りのミュージシャンに関しては、
頭の中がディスコグラフィーになっているわけで、
あえて、アルバム紹介などは、必要ないわけですね。

それでも、
EL&Pなんかの場合は、
今日においては、
関連事項が雑誌に掲載されている事自体が奇跡のようなものですから、
細かい事は言わずに、
ただただ、掲載を喜ぶという謙虚な姿勢が必要ですね。

私はこの雑誌をほとんど立ち読みで済ませております。

プログレッシヴ・ロックの人気投票をした時など、
EL&Pは第5位でしたので、
買う気も起きませんでしたね。

その時は、
こんなブログを始める事にはなるとも知らず、
「EL&Pが第5位の雑誌を買ったところでどうなるか」
みたいな感じでした。

それはそれで、
その時点での「大人のロック読者のプログレファン」の客観的な人気のバロメーターでしょうから、
EL&Pがランキングに登録されただけでも、意味あるものとして捉えておけば良かったと少し反省しております。

現在、店頭に並んでいる号なども、
「ロックの名盤100選」みたいな特集が組まれていたりしますが、
「展覧会の絵」もラインナップされていましたし、
EL&Pの現状の人気や客観的売れ具合を含めると、
100枚のうちの1枚に選ばれただけでも、
かなり好意的な解釈をされていると受け止めるべきなのかも知れません。

2008年のキースのインタビューが載ったものも立ち読みで済ませてしまいましたね。

一会社員といたしましては、手持ちの少ない金額の中で、
趣味生活を充実させないといけないので、
比較的安い値段の雑誌ではあっても、ポコポコ買うわけにはいかないと言うのが、
正直なところです。

2012年3月13日 yaplog!
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グレゴリアン Masters Of Chant Chapter 5 ラッキー・マン収録 2006年リリース 

2012-03-12 11:17:59 | EL&Pを讃えていると思われるバンドのアルバム
グレゴリアン Masters Of Chant Chapter 5 
2006年リリース


画像① ジャケット ストックが見つからないので、ネットより拝借

グレゴリアンは、解りやすく言うと、ロックやポップスの名曲を、
グレゴリオ聖歌の聖歌隊に絶妙なアレンジで歌唱してもらうプロジェクトです。

エニグマのマイケル・クレトウのパートナーでもあり、
またサラ・ブライトマンのプロデューサーでもあるフランク・ピーターソンという方がプロデュースをしているわけです。

エニグマを聞いた事のない人に説明すると、
民族音楽的な色彩を宿したメロディーを打ち込み系の音で聞かせるような感じでしょうか。
反復するメロディーに心地よさを覚える人もいます。

サラ・ブライトマンがEL&Pファンである事は、グレッグのカテゴリーで紹介しましたね。

グレゴリアンは、プログレッシヴ・ロックを取り上げたりしていますが、
アフロディーティスチャイルドの「666」の「四人の騎士」も取り上げており、
私も所持していますが、なかなか良いですね。
メジャーな題材からマニアックなものまで、幅広い選曲ですね。

このグレゴリアンのアルバム、
かなり売れているようです。
最初の5作品において、
全世界で500万枚以上のセールスがあったとの事ですから、
このスタイルの音楽を好意的に受け入れるリスナーが全世界にいるわけです。


そして、
2006年リリースのアルバムでは、
EL&Pのラッキー・マンが取り上げられました。

ラッキー・マンも去ることながら、
ラッキー・マンの前にある曲を持ってくる演出が、なかなか憎い。
EL&Pファンの琴線をすこぶるくすぐりますね。

収録曲表記では、

7. ウィークンド・ソウル(オリジナル)
となっていますが、

これは、展覧会の絵の「プロムナード」のメロディーなのです。

グレゴリアンはそのプロジェクトの性格上、
インスト曲って、ほとんどないのですが、

プロムナードのメロディーから、
ほとんど間を置かずに、ラッキー・マンのメロディーが出てくるあたりは、
EL&Pファンにとっては、かなり自然な展開で思わずニンマリですね。

プロデューサーは、EL&Pが好きなのかも知れませんね。

【収録曲】
1. ヒーローズ(デヴィッド・ボウイ)
2. コンフォータブリー・ナン(ピンクフロイド)
3. センド・ミー・アン・エンジェル(リアル・ライフ)
4. 静寂(クイーンズライチ)
5. レディ・イン・ブラック(ユーライア・ヒープ)
6. ザ・フォレスト(オリジナル)
7. ウィークンド・ソウル(オリジナル)
8. ラッキー・マン(エマーソン、レイク&パーマー)
9. レット・ダウン(オリジナル)
10. ミッシング(エブリシング・バット・ザ・ガール)
11. ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス(グリーン・デイ)
12. アンゴーギブン(メタリカ)
13. アイ・フィール・フリー(クリーム)

ヒーリング・ミュージックが好きな方は、
新品とは言わないまでも、あって損はない一枚ですね。

本ブログは知る人ぞ知るEL&Pを、
若い人に語り継ぐための一助になればと思い、綴られております。
クイック応援よろしくお願いいたします。

2012年3月12日 yaplog!
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THE DIG No.42 2005 AUTUMN

2012-03-09 13:06:29 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
THE DIG No.42 2005 AUTUMN
シンコーミュージック


画像① 表紙  
誌名に比べてEmerson,Lake&Palmerの文字が地味だな



画像② 特集のスタートの見開きの頁
下手なスキャン!
あまり押しつけると雑誌が傷むからね
まるでDVDBOXの付録の復刻雑誌みたいだな(爆)


エマーソン、レイク&パーマーの特集が組まれていますが、
表紙がクィーンですね。

これにTHE DIG編集部の販売戦略があるのかも知れません。

クィーンをこよなく愛している方は、
EL&Pをこよなく愛している人達よりも、
明らかに、その数はかなり多いと推定されるからです。

私はクィーンが気に入らないとか、
そんな事はないです。

アナログアルバムも買った事がありますし、
3枚組のベストCDも所持して、
私にとって楽しめる少年時代の思い出の中にある、
ロックバンドの一つだからです。

また、私がEL&Pのキースに関心を持ち始めたのが、
76年のミュージック・ライフの人気投票が始まった頃からでした。
ちょうど、EL&Pが表向きは休眠していた頃になります。

そのため、
EL&Pの休眠中にクィーン人気がとってかわった事に対する、
熱烈なEL&Pファンのトラウマのようなものが私には存在していないのです。

ネットをやるようになってから、
先輩にあたる熱烈EL&Pファンの、
ブログやメッセージを読ませていただく機会に恵まれ、
EL&Pに出会った時期によって、
クィーンに対する捉え方が、いろいろある事を知りました。
また、トラウマを抱えていても、クィーンをどう捉えるかという事は、
一律ではありませんね。

トラウマを抱えていらっしゃる熱烈EL&Pファンの先輩方にとっては、
この表紙でEL&P特集とあっては、
何とも、傷口に塩をすり込むような事になりますね。

だからと言って、
オリジナルの表紙でも作って貼りつけない限りは、
この表紙のままになりますし、
何とも難しいところです。

実際問題として、
過去、現時点においても、
EL&Pがクィーンをしのぐほどの人気を巻き返しているわけでもない。

それでも、EL&Pファンは、
オリジナルメンバーでの再コンサートを望む事ができるし、
実現があり得ない話でもない。

フレディが他界している今となっては、
見方によっては、
クィーンファンよりは、遙かに幸せとも言えますね。

内容ですが、

EL&Pのメンバーのカラーグラビア。
公式アルバムとは異なるプロモ盤等の紹介のカラーグラビア。
72年来日チケット半券の写真。
来日時の横尾忠則氏デザインの告知チラシのグラビア。
(Aさんへ
この雑誌にも掲載されていました。
フルカラーではありませんが。)
来日前のキース・エマーソンへのインタビュー。
ミュージックライフ誌のメンバーへの過去のインタビューの再掲載。
EL&Pのアルバム評。
それぞれのメンバーのヒストリーの紹介。
笹川孝司氏のシビアな分析等。

特集だけあって、多くの頁が使用されていますね。

カラー 88頁~98頁
白黒 99頁~125頁
総計 38頁


割と盛りだくさんですね。

オークションには全く顔を出さない雑誌ですが、
(雑誌仕様ではあるが、書籍扱いになっています。)
入手可能であれば、
買って損はない雑誌だと思います。

クイック応援よろしくお願いいたします。

2012年3月9日 yaplog!
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青池保子 公式キャラクター ガイドブック

2012-03-08 13:42:12 | EL&Pに影響を受けていると思われる創作家達
青池保子 公式キャラクター ガイドブック
2001年出版 白泉社 175頁
サイズ 25.6 x 18 x 1.6 cm


画像① 表紙カバー タイトルの金文字がいかしています。

漫画家の青池保子先生が、
過去にレッド・ツェッペリンとEL&Pをこよなく愛していた事は、
77年頃とか、それ以前からEL&Pファンでいた人の間では、
かなり知られていると思います。

青池先生は、
現在においても、
彼らの事を愛していないわけではないでしょうが、
特にリアルタイムで、
彼らの一挙手一投足を追っているわけではないようですね。

青池先生の中では、
若かりし頃の、レッド・ツェッペリンやEL&Pのメンバーは、
とても美しい存在であったわけです。

しかし、諸行は無情であり、
いつまでも、
若い時の容姿を保てるわけではありません。

少なくとも現実における「美」の対象ではなくなってしまっているようです。

それが、ご自身が描く、
年を取らない漫画のキャラクターとは異なる厳しい現実であるわけです。

青池先生は、現在、特に彼らの音楽を特に聞いているわけではないようで、
漫画も静かな環境の中で描いているとの事です。

このムック本の青池先生のロングインタビューの中では、
そんな事が少し述べられているわけです。

特にこの2つのバンドの何のアルバムが好きだったとか、
そのような事には触れておりません。

本ムック本(カバー付)は、
青池先生の代表作である
「エロイカより愛をこめて」のサイド・ストーリー、
「Z(ツェット)」を出版された白泉社から出ていますね。

青池保子先生にまつわる品物は、
今後も取り上げる予定なので、
キャラクターの説明とか内容とかは、
その時にしたいと思います。

そんなわけで、
何の漫画のどのキャラクターがどうだとか等の突っ込みは今回不要です。(笑)

このムック本は、
青池先生の作品全般に興味のある人で、
所持していない人はお勧めできますね。

EL&P(ELP)という文字が、インタビューの中に、
3回ぐらいでてきますが、
あくまでも過去の回想の中での話題ですね。
インタビュー収録の時点においては、
特にEL&Pに対する熱い思いというのは、
見あたらない感じです。

クイック応援よろしくお願いします。

2012年3月8日 yaplog!
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タルカスの大きさ? ゴジラファイナルウォーズ 超全集 小学館

2012-03-07 11:41:32 | 「タルカス / TARKUS」
タルカスの大きさ? ゴジラファイナルウォーズ 超全集 小学館


画像① 表紙

なんだ、
ゴジラの本か!

と思わずに今日だけは(?)最後までスクロールする事をお勧めします。

特撮の映画、特撮のテレビ番組の一つのタイトルを特集して取り上げる、
小学館の「超全集」というシリーズがあります。

例えば、
「仮面ライダークウガ 超全集 上巻」
とか、

「ガメラ2 超全集」
とか、

「モスラ 超全集」
とかですね。

そのシリーズの中で、キース・エマーソンが音楽の一部を担当した映画、
「ゴジラファイナルウォーズ」の超全集です。

90年代のなかば頃は、
例えばガメラの映画等が一つ製作されると、
いろいろな出版社の数種類の特集本が書店に並びましたが、
怪獣映画の終焉と共に、
特集本を製作するのは、
この小学館の「超全集」だけになってしまったようです。

キースが音楽を提供したという理由で、
特集本を買いあさっていたかも知れませんが、
幸いにして、これ一冊しか出ていないと思われますので、
散財せずに済みましたね。

超全集シリーズは主に小学生向きの記述が為されているわけですが、
特撮ファンにも評判がよいわけです。

それは、

登場怪獣などを取り上げた場合、
前、
後ろ、

等の写真をきちんと写し、
その造型がとても解りやすくなっているためですね。
掲示板で、noelさんとこの映画の内容に関して、ちょっとした会話をした事がありました。

「どうせなら、タルカス君も登場させて欲しかったです。」

「(いろいろな怪獣が出てくる)場面は、タルカスの内ジャケットに似ていましたよね。」

「ハハハハ」

このような具合です。

映画上映から数年が経過したので、
内容を少し記述しますと、
それまでのゴジラシリーズに登場したラドン等の著名な怪獣を惜しげもなく登場させ、
(それらの怪獣はストーリー上は、すべて宇宙人に操られているわけですが、)
その待ち伏せ怪獣達をゴジラが闘争本能でバッタバッタとなぎ倒していくわけです。
(モスラは正義の怪獣として、ゴジラと共闘はしないまでも、地球側の守護神として活躍します。)
いわゆる、ゴジラは「向かうところ敵なし」なわけです。
しかし、ラストでは、ゴジラにとっての最大の弱点が現れ、
攻撃を中止して海に帰っていくというシナリオです。
最大の弱点とは、同じ種族のミニラに、
「怒りはおさまらないかも知れないけど、まぁ、今回は海へ帰ろう」
みたいなジェスチャーをされて、割と素直にミニラと一緒に海に帰っていくわけですね。

タルカスはマンティコアに弱点の目を傷つけられて、
海へと姿を消すようなので、ラストシーンが海である事も共通していますね。

このシナリオを担当した人に、
タルカスの内ジャケットのイメージがなかったにせよ、
完成された映画はそんな感じになっていますね。

さて、
この超全集の82頁を見ると、
キャラクターデザインの方のラフスケッチが掲載されています。
こちらですね。


画像②

右上部分を拡大します。
地球側の最後の頼みの綱である、
海底軍艦とゴジラの大きさの比較です。


画像③

さらに左下の部分を拡大します。


画像④

真横から見たタルカス君ですね。

おそらく、
キース・エマーソンが音楽を担当すると知った時点で、
このような絵を思わず描いてしまったのでしょうね。

とは言え、

タルカスを知らないと描けるものではありません。

ゴジラファイナルウォーズのいろいろな背景には、
エマーソン、レイク&パーマーのタルカスが息づいていたのかも知れませんね。

大河ドラマの平清盛のサントラvol.2が決定すれば、
挿入曲であるオーケストラタルカスも収録されるかも知れませんが、
果たして、そこまで行くのかどうか。

挿入曲に用いられているオーケストラタルカスの話題で盛り上がっているのは、
実のところEL&Pファンだけだと思います。

作品自体が本当に盛り上がってくれれば、サントラvol.2の目もあるでしょうね。

本ブログはタルカス君が登場したので、カテゴリー「タルカス」に入れておきます。

本ブログは本来ならもっと評価されるべきEL&Pを若い方々にお伝えする事を目的に含んでおります。
クイック応援よろしくね。

2012年3月7日 yaplog!
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グレン・ヒューズ 「ザ・ウェイ・イット・イズ」 1999年リリース

2012-03-06 10:10:00 | Keith Emerson関連
グレン・ヒューズ / ザ・ウェイ・イット・イズ 1999年リリース


画像 青いプラケースに入っています
帯の表にはキース・エマーソンのカタカナ文字、帯の裏には、KEITH EMERSONの文字が見えます。


青いプラケースは確かに良いけど、
もし壊れたりしたら、取替が簡単にはいかないという難点がありますね。

1998年、西海岸において、
キース・エマーソンは、
マーク・ボニーラ、
グレン・ヒューズと共に、
ツアーを行いました。

その音源は数年前に日の目をみる事になり、国内においても、
「ライヴ・フロム・カリフォルニア」というタイトルで、
2009年にリリースされました。

このアルバムのリリースが決まった背景には、
「キース・エマーソン フューチャリング マーク・ボニーラ」のリリースによって、
マークの個性がキースファンに幅広く認知されたという事もあると思います。

このライヴアルバムは3人のミュージシャンの個性が遺憾なく発揮され、
3人のバランスがとても素晴らしく、優れたライヴアルバムの一つだと感じましたね。

私は、90年代半ば以降のEL&Pのライヴの音よりは遙かに良いと思っています。

聞かれた方のブログなどを読むと、
ほとんどの方が好意的な感想を持っていますね。

ライヴの熱さがとてもよく伝わってきており、
「キース・エマーソンまだまだやれるぞ!」
という感じを抱かせてくれます。

グレン・ヒューズのヴォーカルの良さは、
素人の耳にも解るほど際だっていました。

このプロジェクトツアーをきっかけとして、
キースは1999年リリースのグレン・ヒューズのソロアルバム2曲にゲスト参加したようです。

但し、キースは、
曲のバックでオルガンを聞こえるか聞こえないか程度に弾いているだけで、
ソロをとる箇所も特にありません。

マークは全曲に全面的に参加しており、キーボードも弾いています。

帯に謳われているグレン・ヒューズの「神の声」と称されるヴォーカルも、
曲調からそれをつかみ取る事は素人には難しい感じがしました。
それは、むしろ「ライヴ・フロム・カリフォルニア」にて、感じる事ができます。

グレン・ヒューズのファンにとっては、
よりよいサウンドに仕上がっているのかも知れませんが、
私はこのタイプのロックはあまり聴かないので、
どの程度の仕上がりになっているのかはよく解りません。

言える事は、
キースが地味に参加している曲があり、
リーフレットの中にある小さい白黒写真にチョコンと顔を出していると言ったところですね。

キース目当てに買っても、あまり楽しめないアルバムです。

EL&Pの偉大さを広めたいので、クイックお願いいたしますね。

2012年3月6日 yaplog!
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ピート・シンフィールド スティル アナログ国内盤

2012-03-05 13:07:21 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
ピート・シンフィールド スティル アナログ国内盤

古くからのEL&Pファンの間では、
有名すぎるレコードなので、
あえて取り上げる必要もないのですが、
ワーナー・パイオニアさんの、
オリジナルジャケット再現へのコダワリが素晴らしいので、
ブログを一本書く事にしました。


画像① 帯と表


画像② 裏


画像③ 内ジャケット右下部分の拡大、Printed in japan

これは新品で購入したものですが、
埃がかからないように密封しないと、
透明ビニールカバーに入れていても、
年月による汚れが付着しますね。
加えて、
このジャケット、
和紙みたいな手触りの紙を使用しているので、
汚れを拭き取る事がとても困難です。

もともとのオリジナルはベースが水色という話ですが、
間をおかずにピンク色になり、
それがオリジナルジャケットという事で、
ワーナーさんでは、丁寧に再現したのであると思います。

表と裏の絵や写真は、
別の用紙に印刷して貼りつけているような感じになっています。

保存の仕方に油断をすると、
丁寧なジャケット再現がマイナスに働き、
汚れを落とす事が難しくなる一例ですね。


このアルバムを入手した頃の話をします。

中学3年になる前の春休みに、
EL&Pのレコードを初めて買ってもらってから、
とにもかくにも、EL&Pのアルバムという事で集め出しました。

作品第二番は、
EL&Pのアルバムとしては、
初めて発売日に買うことのできたアルバムですね。

その時点では、
既出のアルバムは揃えていたので、
冷めやらぬEL&P熱を満たすためには、
それぞれのメンバーが参加しているアルバムに手を出す以外に、
道はありませんでした。

都会に住んでいたら、
ブート集めへの道もあったかも知れませんが、
通販で初めて買ったブートの音の悪さも加わって、
ブートに積極的に手を出そうという気持ちはなかったですね。

そのような中で、
最初に購入したアルバムが、
ピート・シンフィールドのスティルです。
無論、グレッグ・レイクが1曲だけヴォーカルで参加しているというのが、
購入の動機ですね。

ピート・シンフィールドは、
恐怖の頭脳改革以降は、
EL&Pの楽曲の作詞のほとんどを手がけています。
そのため、
第4のEL&Pという言い方をされていた事もありますね。

このアルバムのライナーには、
クリムゾンを辞めた経緯が翻訳されて記されています。

ボーッとした少年には、
芸術活動を続けて行くための、
妥協を許さぬアーティストの真摯な姿勢が解るはずもなく、
ロバート・フリップはなんて嫌な奴なのだと思っていましたね。
一方において、
それが、EL&Pの楽曲の作詞者へとつながっていくわけです。
才能と良き友人がいれば、
次のドアが開くのもまた早いという事の一つの例ですね。

CDはまだ所持していないので、
そちらの方はどのような解説が為されているかまでは、
解りません。

本ブログのために新しいカテゴリーを設けました。

EL&Pのファンを増やす一助になればと思います。
クイックをお願いします。

2012年3月5日 yaplog!
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ファンクラブ会報 The Young Person's Guide To Emerson Lake & Palmer vol.1

2012-03-03 16:55:45 | ファンクラブ等の資料Emerson,Lake&Palmer
ファンクラブ会報 
The Young Person's Guide To Emerson Lake & Palmer vol.1


画像① 表紙


画像② 裏表紙


画像③ ページをめくるとこんな感じ

70年代に存在していた、
ワーナーパイオニア公認の
エマーソン、レイク&パーマーファンクラブが、
情報不足故に解散。

それでも、
大阪のEL&Pファンはファンクラブを続けたいという意志があり、
立ち上げようとされた方の周辺にも、
EL&Pファンがいたらしく、
大阪で「Battlefield」という名称のEL&Pファンクラブが続いていくとの情報が、
一枚の葉書によって告知されました。

ガリ版刷りの輪転機で刷ったと思われるその葉書は、
大阪で継続されるEL&Pファンクラブの「Battlefield」の住所もほぼ不鮮明であり、
果たして、入会申込をしてもきちんと届くのかさえ、
危ぶまれました。

高校生がそんな不安を抱えながら、
手紙を出したわけですが、
ファンクラブの会長の方から返事が来ましたので、
住所は間違っていなかったようです。

その時のEL&Pファンクラブの会報第一号の表紙が、
写真の「白地に黒のタイトル文字」の冊子なわけです。

あまり意識しておりませんでしたが、
どうやら、
よくも悪くも「ELP四部作」ショックは心の中にあるようで、
それを模倣したようなシンプルすぎる会報の表紙になっています。

先般紹介した表紙も、
78年に一番最初に手にした会報の表紙も、
こんな感じでシンプルでしたね。

本会報の特徴としては、
B4サイズの手書き原稿を作って、
それをコピーして、
2つ折りにして、
ホッチキスで止める。

という手順ですね。

それまでのファンクラブの会報は、
オフセット印刷で、
薄くともきちんと製本されていましたが、
ここに来て、
もろに手作り感が出てしまった感じです。

写真も音楽雑誌の写真をコピーしたものだと思われます。

表紙に関しては、
本当はイラストにしたかったらしいですが、
あいにく、
イラストが一枚もなかったとの事。

しかも裏表紙には、
それ以前の解散したファンクラブの会報に、
使用されたイラストがそのまま使用されていました。

実はこのイラスト、
墨の濃淡を何段階かに使い分けた力作なのですが、
オフセット印刷の段階で、
その濃淡の具合が全く反映されずに終わったという悲劇があるのです。

ま、
私が描いた絵なので実情を知っているわけですが。

それから、
墨の濃淡で表現した絵は、
印刷する時にきちんと仕上がらないと受け止め、
描かない事にしました。

会報全体の内容としては、
当時の情報不足が最も反映されている感じです。
コープランドがEL&Pに庶民のファンファーレの演奏収録を許可した時の、コメントも載っています。

「まえがき」を転記します。

「みなさまこんにちは
本当に長らくおまたせいたしました。
東京本部の解散に続いて、
ELP自身の解散など、
私たちにとって、まったく最悪の事態となってしまいました。
私たちスタッフもELPの解散のショックからなんとか立ち直る事ができ、
このようにがんばっております。 以下略-」

その時々のEL&Pファンは、
いろいろなショックを抱えつつも頑張っている様子が見えてくるまえがきです。

EL&Pを素晴らしいと思う人は、
下記のバーナーのクイックを是非、お願いいたしますね。

2012年3月3日 yaplog!
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エマーソン、レイク&パーマー キング・ビスケット・ライヴ

2012-03-02 12:55:09 | 1990年以後に発売されたEL&PのライブCD等
エマーソン、レイク&パーマー キング・ビスケット・ライヴ
(2枚組)Sony Records 1997年リリース


画像① 表と帯 Sonyとはこの時から縁があったのですね。
すっかり忘れておりましたわ



画像② 裏 ELPマークっていろんな色で塗りつぶされたりしている場合が多いけど、
黒地に白の輪郭だけっていうのも、シンプルでいかしているね。


「キング・ビスケット・ライヴ」というシリーズからリリースされた、
2枚組ライヴアルバムです。

帯の表記によると、

74年3月  米オクラホマ(CD2)
77年11月 米ウエストヴァージニア(CD1)

となっています。

CD2はエクストラ仕様となっていて、
映像やインタビューも入っています。

地元のレコードショップから購入した当時は、
会社にパソコンはありましたが、
私自身はそのパソコンに触ってもおらず、
当然、自宅にパソコンも所持していなかったので、
エクストラ仕様の部分を見る事ができませんでした。

それで音だけを聞いていたわけですね。
演奏に関しては、そんなに悪くはなかった記憶がうっすらとあります。

購入から何年か経過してから、
会社のパソコンで映像を一度だけ見ました。

時間的には短くて、
映像作品「ウェルカムバック」と「ビヨンド・ザ・ビギニング」に含まれている映像ですね。 
カリフォルニアジャムの大回転ピアノ等が映像として収録されていました。

現在、ダウンロード以外の音楽関連ソフトは、
初回限定盤等の「CD+DVDのセット」が主流であり、
CDをエクストラ仕様にするという事は、ほとんど無いかも知れません。

そういう意味では、このCDも時代の産物といえますね。

普通のCDショップで入手できる公式な(?)ソフトのライヴアルバムの表ジャケットとしては、
唯一、3人のお姿が映っておりますね。
足下は見えないけど、3人の全身画像ですね。
77年のライヴ写真でしょう。

CDのジャケットだと本当に小さくなってしまいますが、
アナログ盤だったら、お姿もそれなりの大きさになって見栄えがしたと思います。

このシリーズには、
グレッグのゲイリーとのライヴ音源もあります。
それはまたの機会に紹介したいと思います。
紙ジャケットで再発されていますが、
国内発売当初のジャケットとは、やや異なっていますね。

このCDは、時々、オークションに出てきます。
一時期は高値がついていましたが、
今はお求めやすい価格で出品される時もありますので、
入手はしやすいと思います。

EL&Pを広めるためクイック応援よろしくね。

2012年3月2日 yaplog!
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ダイアリー / DIARY 国府弘子 1998年リリース

2012-03-01 13:13:09 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
ダイアリー / DIARY 国府弘子 1998年リリース
VICJ-60210/3,045円(税込)/1998年10月7日発売


画像 ジャケットと曲目を記した帯

この作品は、キーボードマガジン誌上で、
国府弘子さん本人のインタビュー付きで紹介されていたので、
ご存知の方も多い事と思います。

最近は、大河ドラマの関係もあって、
吉松隆氏編曲のオーケストラタルカスが多く取り上げられていますが、
この国府弘子さんのアルバム「ダイアリー」においては、

5曲目に「組曲タルカス」の一部が収録されています。

タルカスの始めから、ストーンズ・オブ・イヤーズのあたりまでですね。
シンセの類は用いておらず、ヴォーカルは入っておりませんが、
とてもエキサイティングな演奏をしています。

ちなみに4曲目がビートルズナンバーなので、
ビートルズナンバーの次にEL&Pの曲が来てしまう展開は、
グレッグのカテゴリーに入れた、
リンゴ・スターバンドのライヴアルバムと似ている感じはあります。
(リンゴ・スターバンドのライヴの展開はそれぞれ本人歌唱なので、
比較するのもどうかなとは思いますが、一応付記しておきます。)

プログレ関連ミュージシャンで、
タルカスを演奏したものが、
いくつかリリースされていると思いますが、

分野がやや異なる、割と知られているミュージシャンで、
タルカスを演奏して自らのアルバムに収録した方は、
この国府弘子さんが最初ではないかと思われます。

このアルバムがリリースされた頃も、
国府さんの作曲した音楽は、
ニュースのオープニングテーマに使用されたりしていましたね。

オフィシャルホームページをざっと見た限りでは、
国内においては、メジャーなジャズミュージシャンだと推定されます。
(ファンから見たらかなり失礼な表現だと思いますが、
特に、国府弘子さんの情報を追っているわけではないので、ごめんなさい。)

ただ、他のミュージシャンと異なるのは、
国府さんは、ロサンゼルスに行くまで、EL&Pの音楽を聞いた事がなく、
キースの事も名前だけしか知らなかったそうです。(キーボードマガジン立ち読み記憶より)
従いまして、
EL&Pに関しても、国府弘子さんが、
青春時代から影響を受けていた音楽という範疇に入るものではないようですね。
そうであるにも関わらず、自分のアルバムに演奏して収録したいと思ったのは、
それだけ、インパクトのあった音楽という事なのでしょう。
自らのブログに、「ふるえるほど感動した。」と記されています。

ジャケットを見開くと、
「プログレ王」(?)という事で、キースと国府弘子さんの遠目のツーショット写真が掲載されています。

キースはこの頃、
ウィル・アレクサンダーの家にまだ居候していたと思われますね。

2012年3月1日 yaplog!