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在宅医療の暖かさに感謝

2017-05-24 11:36:47 | 思うこと

今日は朝から夫がお世話になった訪問看護師さんがお忙しい中 私が「元気に過ごしているか?」と訪ねて来てくれました。本当に暖かく夫の看護、介護をしてくださり 私の健康をも気遣ってくださった看護師さんです。 夫の写真に線香を手向けて、私を励ましてくださって帰られました。 いつまでも気にかけてくださり 夫も喜んでいることでしょう。 

ちょうど1年前,昨年の5月23日 5か月の入院生活にピリオドを打って 自宅に帰ってきました。 我が家には在宅で看護・介護できる人は私一人だったのですが 病院で日々を過ごすことにやりきれなくて 主治医がいぶかしがるのをあえて自宅で過ごす道を選びました。 気管切開をしていましたので 食べることも 話すことも 動くこともできない状態でしたが 在宅医、週に2日の訪問看護師、週に2日のホームヘルパー、訪問入浴 週1回の嚥下のリハビリ療法士さん等々の手厚い看護で 自宅で半年過ごすことが出来ました。 私が夫の傍から片時も離れることなく介護を続けました。春に生まれてくる孫を見せたくて ひたすらよくなることを信じて 冬を乗り切るつもりでしたが 冬浅い日 力尽きて帰らぬ人となりました。 夜遅かったのに 看護師さんが駆けつけてくれ 子供、孫たちに囲まれてみんなに旅支度をしてもらい 私を置いてきぼりにして旅立ってしまいました。 

病院にいた時は 発熱を繰り返し心配の日々でしたが 家で過ごした半年は本当に穏やかに過ごすことが出来ました。 私が毎日の記録をblogにしていたので 在宅医はそれを見て夫の状況を把握して対処して下さいました。 いつも体をきれいに保ち ベッドの傍に浴槽を持ってきてくれて 週一回の入浴はとても楽しみなひと時だったと思います。髪が伸びれば理容師さんが来て散髪もしてくださり みんなの善意がどれだけ私を力づけてくれたことか。

夫が居なくなってからの私は生きる目的も失い、涙にくれる日々で、こんなことをしていては夫も不本意だろうと自分を叱咤する毎日ですが なかなか前が見えません。 春からパソコンクラブに入れてもらいました。 新しい友、新しい学びを得て 楽しみを見つけていきたいと思っています。 

在宅医療 在宅介護の暖かさを思い、感謝するばかりです。