今朝は冷え込んだが お昼ごろには青空が広がり太陽が春を運んできてくれた。 晴れたら野山に出かけよう! と車を出した。 まず近くのユキワリイチゲの咲く川の土手へ。ユキワリイチゲは 晴れた日で温かい日差しがなければ花は開かない。 今日こそユキワリイチゲ日和だと思ったが 気温が低いのか全開とはいかなかったが 私はこれぐらいの開き加減が好きだ。花といい葉といい 渋い花だ。
近くで土筆も顔を出していた。今年は早いなぁ
それから せせらぎの川岸に咲く「シロバナネコノメソウ」の群生地に向かう。人気のない山懐の川岸一面に このかわいい花が咲いている。 まだまだ咲き始めたばかりのようだ。 ネコノメソウの仲間は全国にいろいろあって3月に入るといろんなネコノメソウを捜し歩いたものだ。ここに咲く「シロバナネコノメソウ」は 西日本に咲く。関東地方に咲く「ハナネコノメ」のほうがかわいいように思うが それはないものねだり だ。 近畿地方が その別れ目になるのだが ある時「ハナネコノメ」らしきものの花跡を見つけて どれほど嬉しかったことか。京都の「ヤマシロネコノメ」 新宮に咲く「キイハナネコノメ」 「キシュウネコノメ」は高野山に咲く。三河地方まで行くと これまた鮮やかな「キバナネコノメ」等々, 私が見たものだけでも20種はある。 マニアックな花好きは それらの花を求めて全国を歩く。何故「ネコノメ」って言うかって? それは種がネコノメのように見えるからです。
これは「シロバナネコノメ」
これは ハナネコノメ
これ↓は「キバナネコノメ」 三河地方で。
これ↓は「ヤマシロネコノメ」
ここから 峠?を超えて流谷に向かう。
この谷筋には 「エドヒガンザクラ」が咲くのだが さすがにまだ早いようだ。 棚田の土手で「蕗の薹」を少しもらう。早春の味です。唐久谷では 「タチツボスミレ」も咲き始めています。
「ヨモギ」 と「フキノトウ」「土筆」は天ぷらに 「タンポポの葉」はサラダとおひたしに。 贅沢な早春の味と香りです。