今日から師走。夫が亡くなってもうすぐ4年になる。4年前の今頃は必死の看病だった。前年の12月の末に急に体調が悪くなり立つこともできなくなった。ひと月前に私の留守に散歩に出かけ転倒してその時頭を打ったらしい。硬膜下血種だった。元日に「緊急手術」。立ったり歩いたり出来るようにとリハビリを繰り返したが、なかなか体調は良くならなかった。手術から10日ほどで帰れるということだったが 肺機能が悪くなりICUに入り、1週間ほどで気管切開となった。その時から話すことも食べることもできなくなり 私は病院の許す限りの時間はずっと夫のそばにいたが 2度目の転院をいわれた時、5月になっていたが主治医の反対を押し切って病院から自宅に連れ帰ってきた。 それからは 在宅医療、訪問看護、ホームヘルパー、出張入浴 その他いろいろな方の心暖かいお世話を受けて一人で24時間 夫の看病を続けた。翌春には車いすに乗ってお花見に行くことを夢見たのに 12月10日、力尽きた。1年間の闘病だった。あれから4年。生きる目的も気力もなく、呆然と過ごす毎日だった。
夫がいたときは 冬の夜、2階の寝室へ行く前には一足先に上がって部屋を暖め、私の寝巻をストーブで温めて 布団の中に入れてくれていたので 私はほこほこのパジャマを着て布団にもぐりこんだ。今は2階は寒いが 闘病時に子供からの贈り物で夫が使った寝巻を着て布団にもぐりこみます。品物がいいのでとても着心地のいいパジャマです。それを着て 何にも話すことが出来ずわずかに微笑みを浮かべた夫を思う日々です。見守ってくださいね。
咲き始めた山茶花です