震災から26年。神戸の街はりっぱに復興したように見えるが あの震災によってその人生が思わぬことになって、今も苦悩しておられる方々は多い。 そしてそこで ボランティアとして辛い思いを抱える被災者に寄り添っておられる方々。
あの時はあれほど悲惨なことが再び起こるとは思えなかった。が 16年後に東日本大震災がさらに大規模に起こった。 町が 家が 人が 車が流れていく。現実に起きていることに震える思いだった。そして5年後 また熊本が震災に襲われた。 自分の家族を失い 家を失い 仕事を失い、生きる力を奪われかねない辛い 長い時だったことだろう。 その辛さを力に変え 辛苦を乗り越えて、今の神戸の街を生まれ変わらせた多くの人々の力。そのことを決して忘れまい。
その地から遠くに住む私たちは その悲惨なことをすぐに忘れて日々を過ごしている。 その辛さ、今も続く苦悩を決して人ごとにしないで そして又いつ起こるかしれない大震災に心する日々にしなければならない。
辛い人々に救いの手が差し伸べられますように。