昨日blogに書いたメールを何度も読み返す。 メールをくれた彼女の心の優しさは、優しい人の中でも際立っている。
友人や知人の親しい人が亡くなった時、誰でも「寂しくなりましたね」とは言う。しかし それを我がことのように 「私も寂しい」とまで言う人はめったにいないと思う。 一緒になって悲しんでくれているのだ。また外出しにくい中をお見舞いに来てくれた時、話すことも、身動きもできない夫の腕を優しくさすって声をかけていてくれた。 友人の夫の腕を優しくさすり、心の痛みを和らげてくれる人もめったにいないと思う。
30年前 私は脳腫瘍の手術で 顔面が半分マヒしてしまった。その後 まだ顔のゆがみがひどかった時のことだ。あるお医者さんに行った。その初対面のお医者さんはかなり老齢の男性のお医者さんだったが 私が命を取り留めれたことを聞いて しみじみと 「よかったねぇ、、、」と 本当に心底から喜んでくださった。初めてのお医者さんにそこまで思いを込めて声をかけられたのは 後にも先にもない。 あの時の声の優しさは 下ばかり向いて過ごしていた私には どんなに嬉しかったことか。 今もはっきり耳に残っている。
人の言葉って すごい力があるものですね。
私も つらい思いをしている人に、こんな優しい言葉をかけれる人間になりたい。
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