暑さ寒さも彼岸までは、死語になりつつあると、
得意になったけど、今年の彼岸は、
台風が過ぎて、夕刻、
涼しい風が吹き、
死語と得意顔して語った、
顔がケチョン、ケチョンに崩れても、
肌の感触は、やはり嬉しい。
年輪を重ねて大木になった今、
表皮に刻まれた、初めての経験。
友の新盆、身内の新盆、
神妙に彼岸を迎え、
刻まれた表皮は、
新盆が過ぎると、生々しい思い出が、
私、情が薄いのか、
清々とした、
時が昔の事のように思えてしまった。
冷たい心情なのか・・・・。
年輪、薄い層もあれば、
だだっ広い層もある。
ここ数年は、凝縮された薄い層。
酒田にも行きたい、
宇宙、ブラックホールにも突き当たりたい、
コロボックルにも会いたい、
年輪の表皮、まだ枯らすわけにいかない・・・。
群馬県で一番古い、神社建築があります。
邑楽郡板倉町。
雷電神社、1547年。
創建は、はるか昔。
彫刻に平安末期の特徴を施し、
本殿が2間あるというのは、
全国でも7ヶ所しかありません。
雷電神社末社 稲荷神社、明治41年国宝に指定。
右、雷電神社末社 八幡宮国宝。
近代、最も興味を持たせるのが、
群馬勢多郡花輪に住んでいた、
彫刻師、石原常八。
4代続いた石原軍団の創始。
同じ花輪彫刻集団の創始、
関口文治郎よりはるかに鑿裁きは、鋭い。
雷電神社拝殿。