カルミニャーノ(Carmignano Riserva “Le Vigne Alte Montalbiolo” )はカベルネソーヴィニヨンの混醸をいち早く導入をした産地です。そのためかキャンティより2年遅れでD.O.C.G.に認証された経緯があります。長い歴史が有りながら、エリアが狭く生産者も少なく、平均400キロリットル程の生産量しかありません。そのためワインの選択の幅が狭く巡り合える機会がわずかでした。それに資料も少なく特徴をつかみ切れずに、漠然といつか気に入ったワインがあればリストに加えようと思っていました。このカルミニャーノはテラヴェール社ワインのリストを眺めながら、直感で試飲のために買い置きしていたワインです。しかし、カナイオーロの混醸割合が決め手になったのも事実です。
サンジョヴェーゼ70%、カナイオーロ20%、カベルネ ソーヴィニヨン10%をフレンチ トノーで12ヶ月の後に、スロヴェニアン バリックで12ヶ月間の熟成をされます。チョコレート フレーバーの絡んだタバコの香りとスミレ、ダークチェリー、桑の実の輪郭のくっきりした香りは気取りのない上品さがあります。品のよい快活な酸と密に引き締まった厚みのあるタンニンは穏やかな柔らかさに、緻密で鮮明な果実味と相まって斬新に展開し、ゆったりしたスパイシーなアフターテイストにしなやかな余韻が長く続きます。と、ホームページのワインリストにこのように、コメントは書いてありますが。
非常に悩ましかったのが、チョコレートの香りです。思い浮かぶのですがタバコの香りにすり変わったり、ダークチェリーの甘い香りとダブったり、一定をしません。ファーストインプレッションに強くチョコレートと記憶の中に残っているために、事あるごとに邪魔をします。そこで、「チョコレートフレーバーの絡んだ煙草の香り」と、とりあえず書いてあります。それと、ワインは飲み頃を迎えています。味わいは押しの強さはないものの、気取りのない優雅があります。緻密に構成された穏やかな味わいに派手さはないが調和がよく、香り、酸、タンニンすべてが穏やかでキャンティにはない個性があります。