A. A. モスカート ローザ “シュヴァイツア”(Alto Adige Moscato Rosa “Schweizer”)は甘口ワインです。食事の後のドルチェが苦手な私は、最近まで甘いを遠ざける傾向にありましたが。趣向が変化してスプマンテですべての食事が対応できるようになってきました。そこからデザート ワインに抵抗感が薄れ、酸の存在感があれば豚肉や羊肉とデザートワインのマッチングも有りかなと、思っています。しかし、ワインと自己の純粋な対話を楽しむためにデザート ワインがあると私は思っています。
ホームページのコメントは次のようになっています。「モスカート ローザ100%を短い6日間のアルコール発酵の後に、ステンレスタンクで12ヶ月間の熟成をされます。色調は透き通るようなルビー色。クローブ、赤い果実のシロップ漬にまとわり付く赤いバラの香り。上品で静かに呻くような酸とタンニンはゆるりと盛り上がった豊かな味わいに心地よい余韻が続きます。」
今はまだ、一本調子の単調な味わいが気になるところですが。エイジングをして複雑さが現れるのかどうかがわかりませんが。暫くの間、様子を眺めて行きたいと思います。