今回のイタリアワインは、モンテ物産のクラブ アル カルチェのフェアーの実施のために導入したフォンタナフレッダ社のバローロです。125ミリリットルで2000円の価格が付いていますが。2杯以上で1杯を1800円でお出ししています。
このバローロは2010年にリニューアルしたワインです。試飲会で初対面した時は、エイジングの必要性を感じませんでした。これならば、フェアーに参加してもいいと思いました。それに、ワインが売れ残っても、3年後5年後の状態にも興味があったからです。
先日のブルネッロ、今回のバローロのようにエイジングの必要性が無い、と。何だか、楽しみを奪われたような気にさせられます。無駄なストックを抱えなくても良い利点もあるのだが、心中複雑です。
ワインリストのコメントは以下のように書きました。
昔ながらに様々の畑(海抜300~400m)のネッビオーロ100%をステンレス タンクでアルコール発酵とマロラクティック発酵の後、フランス産とスラヴォニア産の大樽で24ヶ月間の熟成をされます。スパイス(シナモン、クローブ、ナツメグ)とミネラリーな香りを上塗りするように桑の実、ラズベリー、タバコ、サワークリームのふっくらした上品な香り。穏やかに透明感のある酸とタンニン、重層的で弾力のある果実味は調和の良いグルーヴ感とグラデーションの鮮やかな味わいがあり。心地よいスパイシーなアフターテイストにゆったりと長い余韻を残します。