鷺図鐔 (鍔の歴史)
鷺図鐔 後藤清明(花押)
添え銘として政随図とあり、その写しであることが分かる。ただ、本歌は、この鐔の通りではなく、鉄地竪丸形。題意を借りて独創を加味したと考えれば良い。金工として、単なる写しではなく、名工を越えようとする意識が鮮明である。朧銀地高彫色絵象嵌。日月を表裏に描き別けている点が心象的で面白い。
清明は後藤清乗意絵の工。江戸時代後期の後藤の系流においては、伝統を突き破った作も製作している。70ミリ。
鷺図鐔 後藤清明(花押)
添え銘として政随図とあり、その写しであることが分かる。ただ、本歌は、この鐔の通りではなく、鉄地竪丸形。題意を借りて独創を加味したと考えれば良い。金工として、単なる写しではなく、名工を越えようとする意識が鮮明である。朧銀地高彫色絵象嵌。日月を表裏に描き別けている点が心象的で面白い。
清明は後藤清乗意絵の工。江戸時代後期の後藤の系流においては、伝統を突き破った作も製作している。70ミリ。