新笠通信 奄美電信版

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元鹿児島読売テレビアナウンサーの岡本安代さんが優れた中継をしてくれています。 奄美大島の夏祭り、舟こぎ競争大会の 実況・解説 を会場で耳にしたことのある者全てが抱いていた違和感はこれだった!

2017-08-14 12:57:03 | Diaries

2017/08/11 10:18

私が最初に舟こぎ競争の実況は公共の電波には載せられないと気づいたのは、今から10年以上前の笠利町の夏祭りでのことである。役場の役職者が舟こぎ競争を実況していました。

実況解説を行った者は、自分が行った実況の一部始終の記録を、テレビ・ラジオといった公共放送を担っている機関に送致し、鑑定を求め、指導を請い願うべきだと今でも思います。

最近は2015年に奄美祭り舟こぎ競争の実況を耳にしたが、一日中こんな実況放送を聴かされたのではたまらないと、不快感・嫌悪感を抱かずにはいられない、悲しい実況でした。

恒例として、前回優勝チームが実況をすることになっているようです。前年度優勝したチームの関係者が舟こぎ競争開催中ずっと実況するわけです。夕方までまる一日。

出場チームに男性器陰部の呼称を一部用いたチーム名で出場する地域や職場などがあるわけですが、その呼称は奄美大島の方言で表記されており、実況しているセクハラおじいちゃんは実況をサポートしている女性に標準語で男性器を何と言うわけ?と執拗に問いかけている、セクハラしている状況を垂れ流していたりするわけです。

放送禁止レベル、放送事故レベルであると明快にジャッジが下って、退場が促される必要があるわけですが、その後、現場がどのように荒れるかは定かではありません。

前年度大型受注に成功した事業者が、今年の大会競技の審判員を独占し、やりたい放題好き放題やっているように見える状況がそこにあるというのが問題だといえます。(ここまでは土浜穂高)
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フリーアナウンサー岡本安代さんの8月12日のブログです。

元・鹿児島実業高校サッカー部松澤隆司総監督の訃報を受けての記事です。
http://ameblo.jp/yasuyo0308/entry-12300811204.html

KYT鹿児島読売テレビで初めてのスポーツアナウンサーとなった村長(岡本安代さんの夫)。
KYTは開局まもないということもあり、スポーツ実況を指導してくれる直属の先輩が局内にはいませんでした。
そんな村長に、徹底指導してくれたのは他でもない、松澤先生でした。
指導とは言っても、押し付けるわけでなく、全てさりげなく。それが松澤先生。

新人のスポーツアナウンサーで、経験の浅い村長に必要なのは、おそらく練習と経験。
サッカーのグラウンドで、ひたすら実況練習している村長の横に、そっと腰掛け、
村長の実況に合わせて、松澤先生は解説を始めるそうです。
解説の中で、村長に気付きを与えてくれる。
それが、松澤先生でした。
サッカーの放送のレベルが上がれば、鹿児島のサッカーのレベルも上がる。
そう言って
村長の指導にも熱心に取り組んで下さった松澤先生。
先生が見つめていたのは、目の前の選手や試合の事だけでなく、サッカーから繋がり広がる全ての世界。
スポーツの役割は勝つ事より、多くの人に感動を与える事。
サッカーを通したくさんのことを教えてくださいました。
村長曰く松澤先生こそ、自分にとってのアナウンス部長。