新笠通信 奄美電信版

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鹿児島県の奄美大島では 市町村といった公営の特別養護老人ホームで疥癬という伝染病の集団発生がしばしば見られていたが 当時はどのような戦略をもって対応にあたっていたであろうか?

2020-10-18 03:21:01 | Diaries
介護施設に勤めている職員が個人的に市中病院へ受診し疥癬という診断を受け治療が始まる。
なかなか根治せず 治療には長い期間を要した。
どのような職業の人間を疥癬と診断した時点で、その職場ではちょっとしたパンデミックが生じているであろうと容易に想像することができると思われる。
介護職員の自宅では家族にも症状が出始め、感染力を目の当たりにしているはずである。
介護職員にはやり病の診断を出した時点で、ほぼ同時に保健所に届出がいくようにすべきではなかっただろうか?
保健所は当該施設の運営者に対し、どのような対処計画を立て実践しているか、現時点での状況、進捗等、説明を求める必要があろう。

次のリンクは 一般社団法人 全国医学部長病院長会議が公表した 全国の国公私立大学病院で2020年7月31日までに行われた 新型コロナウイルス重症症例に関する治療法等の調査結果
https://ajmc.jp/index.html
一般社団法人 全国医学部長病院長会議
2020(令和2)年09月10日 「新型コロナウイルス感染症における重症症例に対する治療実態調査結果」

抗ウイルス薬については Favipiravirほぼ一択という傾向があるように見受けられる。
Remdesivirは選択が見送られるケースが多かったのだろうか?
7月31日までの時点ではIvermectinはほとんど使用されていないことがわかる。

Ivermectinの治験にあたっては Ivermectinに限らずではあるが、治験に参加し、偽薬が割り当てられ、重症化が進行したら、あまりにも救いがない。
重症化が止まらなかったらある時点をもって救済策へと切り替える。移行する。効果がなかったと判断する時期を早め、(厳密な意味での)治験を中断することにはなってしまうが次善策による介入を行いたい。

学校法人 北里研究所
2020.09.17 プレスリリース 新型コロナウイルス感染症に対するイベルメクチンの医師主導治験開始について
https://www.kitasato.ac.jp/jp/index.html

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