私小説(?)の短編集。
前半は主人公(著者?)の父親が亡くなる前後の出来事を小説風に書きました・・・という感じの作品。
同じ出来事があちこちに登場して続けて読んでいると「それ前にも出てきたよ・・」。
後半4分の1も父親との思い出に関係する話がほとんど。
主人公も父親も釣りが好きで、釣りの話が多い。
それぞれの作品は良いものもあるけれど、同じような話ばかり30編余で飽きてしまう。
最後の4分の1くらいが第2部になっていて、こちらは少年時代の思い出話や私小説ではなさそうな9編。
2023.12.2
鳥影社