toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「浮遊」 高嶋哲夫

2016年03月31日 | 読書日記
子供の頃に読んだSFに、肉体が死んだときに脳を取り出し、それを人工的に生かした状態でコンピュータに接続して意思の疎通をはかるという話が有ったけれど、これは人工的に生かされてはいるけれどそれだけで意思の疎通はできない状態になった主人公の物語。
かなりグロテスクな状況だけど、生と死を分けるものは何なんだろうと考えさせられる。
高嶋哲夫にはハラハラドキドキの物語を期待していたのだけれど、全く違う話だった。



河出書房新社

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