吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

建築物関係の行政指導

2006-02-03 19:01:34 | Weblog
基本設計に入ったとき、最初に審査機関に相談に行く人がいる(大半がそうだ)

それは正しいことなんだろうか
そうすることが良い設計事務所なのか

確かに解釈が変われば後でモメるしプラン変更を余儀なくされる

でも本来私たちは建築のプロではないのか
施主と自分の論理でプランを固め、それに対して理論武装を行いそれを説き伏せ認めさせることが我々の仕事ではないのか

(もちろん 私の廻りはそういう方が殆どです 念のため)

行政をパスさえすれば何でもあり。それが姉歯事件の真相なのだ

”何でも聞きにいく” 
恥ずかしながら設備設計には非常に多い

審査側の人間は聞きにこらたら、お金のかかること必ず指導する
お伺いを立てにいったなら、いうことを利かなくては行けないし
利かなければ、あとで  ”あのとき言った筈だ” と なって

取り返しがつかなくなるのである

私は事前に打合せには行きたくない
  
    でも時として現場でもめる のである

現場が始まり2ヶ月ころ経つと
設備業者 が私に言ってくる ○○の設備の配管はこれでは細いので大きくしろ
    と言われました  どうしましょうか

おもむろにこのクソ忙しい のに  私はその当該官庁に平然なふりをして(想定内のそぶりで)出向くのである
  
役所 :何故事前に打合せに来なかったのかなあ
私  :どうもすみません 殆ど問題ないと思ったものですから
役所 :皆 ちゃんときますよ・・・・
で本題に
私 :貴方のおっしゃることは”法”ではなく”行政指導”と解釈してよろしい    か?
役所 :(中央官庁からFAXされたような通達まがいのものをチラチラさせながら
    説明が始まる (何故か決してコピーはくれない)
私 :それは法律では無いですよね
役所  :(しばらく無言)
              ここで上司に聞きにいく人もいる
     (上司がメガネ越しにこっちを見ている)
    だいぶ時間が経って
役所 :ハイ 分かりました 今回はこれでいいです
私  :ありがとう御座いました。(深々と頭をたれる)

  こんなことばっかりやると きつい ストレスかかる 

でもこれが誇り高き”設計を なりわい とする人間と自己満足







コメント
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