何気なく、相棒の声が聴きたくなった。
彼が亡くなってから編集した音源がCD2枚分ある。
オーディオに放り込み、少し大きめの音量で流す。
彼の性格、彼の顔からは想像できない、透き通ったやさしい声が部屋に響いた。
「やだっち、久しぶりに合わそうか。」
ギターを思い出しながら爪弾くが、音源の劣化なのか、音が微妙に合わない。
仕方なしに音源にあわせてチューニングしなおし、一緒に弾いた。
当時、彼が作ってきた歌には、俺がリードギターを入れてハモり、俺が作った歌には、彼がリードとハモりを入れる。 そんなふうに、お互いの曲をふたりでアレンジしながら、ギター2本でたくさんの曲を作った。
彼は音程もしっかりしていて、声もキレイ・・・なのに俺は今と変わらず、音程も悪いし声も悪い。あ、顔も・・・お互い様か。
でも、お互いの好みも似通っていたからか、息はぴったしだった。
コルセットしたままのギターはつらい・・・。
ギターを壁に戻し、寝転んで彼の歌にハモッてみた。
「やだっち、ごめん・・・ここどうやったっけ?」
独り言をつぶやきながら、久しぶりにふたりで歌った。
2003年から一人、「下手の歌好き」として歌い出した。
そろそろ、相棒がほしい・・・ひとりは飽きた・・・。
彼が亡くなってから編集した音源がCD2枚分ある。
オーディオに放り込み、少し大きめの音量で流す。
彼の性格、彼の顔からは想像できない、透き通ったやさしい声が部屋に響いた。
「やだっち、久しぶりに合わそうか。」
ギターを思い出しながら爪弾くが、音源の劣化なのか、音が微妙に合わない。
仕方なしに音源にあわせてチューニングしなおし、一緒に弾いた。
当時、彼が作ってきた歌には、俺がリードギターを入れてハモり、俺が作った歌には、彼がリードとハモりを入れる。 そんなふうに、お互いの曲をふたりでアレンジしながら、ギター2本でたくさんの曲を作った。
彼は音程もしっかりしていて、声もキレイ・・・なのに俺は今と変わらず、音程も悪いし声も悪い。あ、顔も・・・お互い様か。
でも、お互いの好みも似通っていたからか、息はぴったしだった。
コルセットしたままのギターはつらい・・・。
ギターを壁に戻し、寝転んで彼の歌にハモッてみた。
「やだっち、ごめん・・・ここどうやったっけ?」
独り言をつぶやきながら、久しぶりにふたりで歌った。
2003年から一人、「下手の歌好き」として歌い出した。
そろそろ、相棒がほしい・・・ひとりは飽きた・・・。