さざえのつぶやき

音楽活動を中心に、日頃の思ったこと感じたことを日記のように綴っていこうと思います。

お金がない苦しみは

2013年03月19日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
最近、さらに多くニュースで見かけるようになった窃盗、殺人、自殺という事件。
その殆どの原因が、不景気・就職難等に絡まるお金が原因だ。

「お金がない苦しみは、本人にしか解らない」

おかずがなくて、白ご飯に醤油をかけて何日も食ったことがあるかい?

十字に切った「ひら天」をわけあっておかずにしたり、銭湯に行く順番を親子で日別に決めて行ったこともあった。

電話が止まることもしょっちゅう・・・すると学校で噂になって笑いものにされる。

米屋が集金に来ると、母親は炊事場にうずくまって身を隠し、俺たち子供に「おかあさんは出て行っておらへん」と言わせる。

そんな経験は、少なくとも今でも俺たち兄妹には、なんらかの形でトラウマとなっているだろう。

だから・・・親にお金出してもらって、大学行ったくせに、ろくすっぽ孝行もなく、ふらついてる奴らを見ると、腹が立って仕方がないし、親が残した財産で、好き勝手暮らしてる奴らを見てても腹が立つ。

そう・・・ただの僻みと言われればそのとおりだ。

「お金がない苦しみは、本人にしか解らない」

近所で、家にあった着物が盗まれたと・・・

貧乏人ということだけで、母親は泥棒扱いされたこともあった。

いや・・・いまに思うと本当に盗んだのかも知れない。

そんなだったから、俺たち兄妹は3人とも中学・高校時代は朝刊配達をして、それで自分の欲しいものを買って、学校の仲間と同じ暮らしに近づこうとしていたんだ。

おまけに両親は、最後の最後まで借金を残して死んでいった。

親父なんか、葬式代すら残さず、俺は当時勤めてた会社にお金を借りて葬式をしたんだ・・・二十歳だよ、当時二十歳。

母親はなんとか間際にかけていた生命保険で、なんとか葬儀代だけは賄えたけどな。

なぜ急にこんなダークな苦労の自慢話を書くのかって?

それは、これを読むであろうあんたの甘っちょろい考え方を、少しでも考え直して欲しいからだよ。

卑屈になるな・・・笑え・・・黙って働け・・・贅沢言うな・・・なあ、おまえ。