さざえのつぶやき

音楽活動を中心に、日頃の思ったこと感じたことを日記のように綴っていこうと思います。

時間は命 命は時間

2018年12月03日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
この頃、よく時間の使い方を考えている。
このブログを読んでくれてる方は、「世界一貧しい大統領」と言われたウルグアイの元大統領ムヒカ氏の有名なスピーチやインタビューを知っているだろうか?
「貧乏とは少ししか持たないことではなく、限りなく多くを欲しがることだ」「現在はハイパー消費時代だね。商品の寿命を縮めて多くを売らなければならない・・・10万時間使える電球を作れるのに1000時間しか使えない電球しか作ってはいけないんだ・・・もっと働くため、もっと売るための使い捨て時代」「だけどね・・・物は人間を幸せにしてくれない、幸せにしてくれるのは人であったり、生き物だよ」など、この人の言葉ほど解りやすく、我々人類が忘れてしまった大切なものをもう一度思い起こさせてくれる言葉はないと思う。

ここ最近、僕の周りには仕事の付き合い、プライベートな付き合い共に、病気を抱えて闘ってる人、また亡くなってしまった人が何人も居る。だからというわけでもないけど、生きたくても生きれない、自分で寿命を調整することなど出来ない、そう考える自分だって、生活習慣病にちゃんとなっちゃって、気を付けなきゃならないし、気を付けてても、何かの事故に巻き込まれるかも知れない、こればかりは運というか誰にもわからないこと。だからよけいに、毎日をどう生きるのがいいのかなんて考えてしまう・・・そんな時にまず解ってることは、「時間を大切に使おう」ということ。

「自分が買った物のクレジットカードの支払いや、請求書のために働いてるということは、自由に生きてることにならないんだ」とムヒカ氏は言う、またあなたのような考えを今の時代に通用させ世の中を変えることは可能かと訊ねられると、「無理だろうね・・・だけど自分で頭の中をコントロールすることは出来るだろ?」と。

僕がよくノスタルジーになる昭和時代・・・あの頃の話題になるとはしゃぐように喋りだし、「あの頃は良かったよなぁ~」といつもため息。
好きな女の子に電話かけて親が出たからすぐ切ってしまったり、文通しながら何日も返信がくるのを楽しみに待つ時間があったり、夜はテレビが砂嵐になるとラジオを聴く、ラジオで話す人物や話す内容を頭の中で想像したり、エアチェックでオリジナルカセットを作ったり、あの頃は自分たちで想像したり作ったりするのがあたりまえの時代だった。

「足るを知る」

これからは、本当に必要なものだけに囲まれて生きていきたいなと思うなぁ・・・でもレコードやCDは俺にとって飯の次に必要だわ(苦笑) ただインターネットからのよけいな情報はいらないw

「足りないのではなくて、何かが多いのだ」   早川義夫「いつか」より