明け方。早暁、薄明などさまざまな呼び方がありますが、早く目覚めるという、一種独特の時間です。時間そのものが情感をもっているといえましょう。斎藤茂吉第12歌集「寒雲」序盤の秀歌です。・・・ . . . 本文を読む
「阿部定(あべさだ)事件」。1936年(昭和11年)の猟奇的殺人事件ですが、これを題材に斎藤茂吉が一首詠んでいます。明日、記事にすることにしている佐太郎の作品と比べると両者の違いがわかります。・・・ . . . 本文を読む
「近代における写生は、遠近法で世界を捉えるもの」とは佐佐木幸綱の言葉ですが、そのよい例のような短歌です。あまり知られていませんが、斎藤茂吉の「知られざる秀歌」と言えるでしょう。・・・ . . . 本文を読む