岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

花鎮めの雨の歌:尾崎左永子の短歌

2022年10月07日 20時17分14秒 | 尾崎左永子(長澤一作・川島喜代詩)の短歌を読む
・花鎮めの雨は濯がん無意のうちにみづからまとふ覇気のごときを 「尾崎左永子八十八歌」所収。2015年の段階での作者の自信作。 時刻、場所は「捨象」されている。佐太郎の言う「表現の限定」、作者の言う「言葉の削ぎ落し」 美しきダイナミズムがある。脳天を打ちぬかれたように感じる。以上 . . . 本文を読む