岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

斎藤茂吉の短歌の魅力

2022年10月14日 22時20分06秒 | 茂吉:佐太郎総論
「斉藤茂吉なしに近代短歌は語れない」といったのは国文学者の故・今西幹一。近代短歌の「巨人」だ。巨人といえば大西巨人「大概の歌人は10首詠んであたりは半分くらい。斎藤茂吉はあたりが八割はある」といった。 このことは余人の及ばないところ。「知っている歌人は、斎藤茂吉と俵万智」といったのは僕の知人だ。それだけ存在感がある。 加えて表現が多彩だ。・隣室に人は死ねれどひたぶるに箒ぐさの実食いたかりけり 「赤 . . . 本文を読む